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2007年06月14日

病院帰りの某地下鉄の駅を下りて。

地上に上がるエレベーターで、じいさんと一緒になった。

じいさんは大きな荷物を持って、荷物が重たいからなのか、エレベーターがノロいからなのか、イライラしている様子。

エレベーターを下りると、不機嫌な顔で荷物を引いて早足で去って行った。

せっかちそうな、じいさん。

バス停の方に向かうとじいさんはバスを待っていた。

同じバスなのか。

じいさんの方に向かって歩いて行くと、じいさん、バスの時刻表を見た後に車道に下りているではないか。

危ないよ、じいさん。

そこは青梅街道と呼ばれているデカい道路、だがじいさんは左側車線のド真ん中に立ち、バスが来ないのかを確認しているのであった。

車道に仁王立ち。

そうしてブスっとした顔で歩道に戻ると、荷物を引いてバスを待たずに歩き出したのだった。

じいさん、そんなに急いでどこへ行く。

「あら、バスが来たわ」

そんなに急がなくても、バスが来たのに。

お先に。
私はバスに乗りますよ。

と、思っていたらバスはそのまま目の前を素通りして行ったのだった。

「なんで!」
「待っていたのに!」

あら。

じいさんに見とれていて、私は自分の乗るバス停を間違えていたのであった。

私はその後、バス停で一本バスを待ち、
そうして家へ辿り着いた。

おわり。

日常とは、昔話や童話のように、何かオチのある話にならないことの連続なのである。

Posted by 吉川みき : 2007年06月14日

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