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2008年01月17日

動物と暮らしている人と一致する話があって、それは一緒に住んでいる動物が、たまに誰も居ない部屋の一点に向かって吠えたり、ジっと見つめていることがあるということなのだ。

まるで人間には見えない何かが、動物には見えているようで、ウチでもたまにそういうことがある。何に反応しているのかと想像が膨らんでしまうので、私も気持ちが悪い。

今日も夜、シンと静かになった頃に突然ダンボがすごい形相である一点を見て吠え出した。私が座っている場所から1メートル程離れた窓に向かって吠えていて、最初は猫なのかなと思ったがそうではないらしい。

「ダンボ、どうしたの」

声を掛けるが、ここが犬と人間のコミュニケーションの取れない所。私にわかる説明がない。

「ガウ、ガウガガウ、ワン、ギャン」

私の斜め前に来て、私を見たりそっちを見たりして激しく吠えるのだが、私にはやはり何で吠えているのかはわからない。ただ、犬の様子に吹き出しをつけるとするなら、私を見ている時は「コイツ誰なんだ」「変なヤツがすぐそばに居るぞ」と警告されている感じがする。そして、問題の箇所を見て吠えている時は、「出ていけ」「侵入者め」という威嚇をしている様子。ダンボの顔が、怒りでかなり人相が悪くなっているので、ちょっと妖怪チックなのがより怖いのだった。

「誰が居るの」

「何が居るの」

もうどうやっても制止がきかない。

「ガウグガウ!ギャオギャオギャン」

「ワオオオオン」

ピタッ。

しばらくすると急にダンボは吠えるのをやめた。

結局何だったのかはわからず、

だが

”居なくなったんだわ”

と、私もなんとなく納得した。

シンとなった部屋で。

ダンボは「ご主人さまを守ったぞ」といった感じで落ち着いてくつろいでいる。キミはスッキリしたようですね。

で、ダンボが追い払った「悪者」って誰なのだ。

余計怖いじゃん。

見えない私は、ダンボの安心をよそに静寂の中より恐怖でいっぱいになったのであった。

Posted by 吉川みき : 2008年01月17日

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