2009年02月20日 |
夜、A動物病院から電話があった。
数日前に、門脈シャントという病気の疑いがやはりあるので、大学病院へ行って詳しい検査を受けた方がいいというお話を受けて、その予約が取れたという連絡だった。
ダンボは病院ばかり連れて行かれている。
何をされるのかとビクビクしていて、臆病なダンボには病院は恐ろしい場所でしかないだろうが、また来週も病院に行かなくちゃならなくなった。
「ダンボ」
私はこの数日、ようやく自分の気持ちも少し整理がついてきて、やっぱりダンボとはまだもう少し長く一緒に居たいと思っていること、ダンボがどうして何度も病院に行かなければならないのかということ、それからダンボが元気になって欲しいと心から私が願っているということ、病院で怖い思いをするかもしれないけれど、それはダンボがまた元気になるために必要なことで、私がダンボのことをとても大事に思っていることだけはわかってね。といったことを話しかけている。
「大事に思っている」という言葉って伝わるんだろうか。
長文を犬が理解出来ないと思いながらも、自分の気持ちを一番心を込めて話そうとすれば、やはり短い単語ではなく人間の会話語になる。
「お前には本当のおかあさんが居るけれど」
「私が一番お前のことを大事に思っているよ」
そしてそのあと、つけ加える。
「だからダンボ、頑張ろう」
「一緒に頑張ろう」
ダンボは「頑張ろう」という単語を理解している。ヤル気がない時に、「頑張ろう!」と声を掛けるともうちょっとだけ頑張るので、それを褒めているうちに「頑張る」という言葉を覚えたのだ。
結局、私は飼い主として絶対的なボスのような存在にはなれないのだと思う。飼い主にもボスらしいボスでいられるかという資質がある。私が一貫している部分は、ダンボの良きリーダーであることよりも、ダンボが一生を通して穏やかで元気に過ごせる時間を一日でも多く過ごさせてあげたいということで、今回のことへの自分の行きついた答えは「一緒に頑張ってこの問題を乗り越えよう」と二人で頑張ろうよと、ダンボにもお願いすることだった。
まだ6歳。
犬にも犬の生命力があって、それは神秘の力があるはずだ。
一緒に頑張ろう。
飼い主は決して強靭で仙人のような存在ではない。
愛情、揺れる気持ち、不安、決断、いろいろなものが心にはまとわりついている。
そのことに正直になろう。
素直な気持ちでダンボを見つめる。
キミを守るよ。
でもそれだけじゃない。
私はキミが大好き。
そしてキミがとても必要なんだ。
Posted by 吉川みき : 2009年02月20日
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