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2010年07月14日

留守電に「@@クリニックですけど電話下さい。@@@@ー@@@@」というメッセージが入っていた。この間の年配の女の医者の声だった。メッセージはこの短い言葉だけ。ぶっきらぼうに言ったあとガチャンという音が入っていてそれで終わりだった。

<もう、かかわりたくないのに>

ここのクリニックは、先日健康診断書を作るのに、家の近くで即日発行してもらえるからと初めて行ったのだったが、対応がよくなかったのでもう行くことはないと思っていたのだ。

支払いか何かの書類で不備があったのかな。

留守電のメッセージにしてもちょっと配慮に欠ける人だなぁと思いながら、しょうがないので電話を掛けたのだった。

すると

「あぁ。あのねぇ。この間のレントゲンで気になるって言ったでしょ。あれから勉強会に持って行ったらやっぱり異常だっていうことになって。」

「だから明日来てちょうだい。あたしは今から出かけるから明日ね」

ザックリしてはいるけれどいい人、というのとは何かが違う。言葉を選ばず唐突に用件を相手に伝えるだけの強引な感じがやっぱりする。それがまずすごく嫌な感じがした。

「もうあたし、出かけるから」

「ちょっと待って下さい。どういうことが概要だけでも教えてもらえませんか」

そう言ったが、「電話ではとてもじゃないけれど、説明出来ることじゃないから。明日か明後日来てちょうだい。そん時に説明するから。あたし、今急いでいるから」

電話を切った後で、すごく嫌な気分になった。

先日ここの医院に行った時、レントゲン写真を見るなりこの女の先生は大きな声で「わぁ〜〜〜っ、このレントゲン、気になるわぁ」と私を見ながら言ったのだった。

「は?」

「わぁ〜〜、気になる。気になる」

大げさな感じで言われて少し気分が悪くなった。

「何が気になるんですか」

そう尋ねたら、この医者は「あたしには言えない。そんなこと言えない。だっていろいろありすぎて何て言ったらいいかわからないわ」

そんな言い方ってあるだろうか。

嫌だなと思ったがそれで話が終わってまぁいいかと思っていた。ここにはもう来たくないなと思っていたし、診断書だけ出してもらえたらそれでいい。

と、思っていたらまた終わったはずの話をブリ返してきた。

「レントゲン、気になるわぁ」

「何が気になるんですか」とまた尋ねたら同じように、「私には言えないわ」と言う。挑発かしらとも思えるような気の引き方をされて嫌な気分になった。

「それって死んだりする病気ってことですか」

別に命に別状がないんなら、もういいです。気にしませんと言って帰って来た。

二度とここには来ないぞ。意地悪な見方をすればこんなに立地がいいのに患者が全然来ていないのは、この医者だからに違いない。ハズレだと思ってもう今日のことは忘れようと医院をあとにしたのだった。

あぁ・・・また行かないといけないのか。

言葉の使い方は医師の仕事の中でも比重の大きいものだと私は思う。なのに、こんな対応の仕方ってあるのかしらと不快な気分になる医者に繰り返し遭遇している。ある程度元気だったらいいが、そうでなければその状況の中で受け身でいなければならず、それがどんなに辛いことなのかは受けてみた者でなければわからないだろう。

自分がされたらきっと嫌なはずなことを、どうして顧みようとしないのだろう。10年経ってもあんまり変わっていないんだなというのが感想で、多分医療の世界の重鎮がこういうことに無関心で、それでいつまでたっても患者への配慮のなさが改善されないのだろう。そんな風に思うようになった。

明日行くしかない。

しょうがない。患者の選択はそれしかないのだから。

Posted by 吉川みき : 2010年07月14日

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