2009年05月01日 |
うぅうう〜〜ん。
目覚めた時に伸びをするように。
ある時、かたい蕾が花開く。
つるバラのカクテルが咲いた。ミニバラにレモンの花、ブルーベリーも咲いた。今、玄関には白やオレンジ、赤に青にピンクと色とりどりの花が咲いている。
私の憧れは、花が”暮らしているように”在る庭。あまりカチっと計画を立てられて作られたガーデニングより、ちょっと家人が忙しくて世話が出来ない日もありつつ、植物の力にも時には助けてもらいながら、つまりそこに住む人と、植物が協力しながら同居しているようなのが素敵だなと思う。
うぅううう〜〜ん。
目覚めたら花は世の中という景色に出会い、そして自分が何色の花だったのかを確認する。
「わたし、ピンクだったのね」
たくさんの新しい蕾達が伸びをして、毎日花を咲かせてくれている。
おはよう、眠り姫達。
サナギが伸びをして蝶々になり、4月が伸びをしたらカレンダーがめくれた。
おはよう、新しい月。
そして5月がはじまった。
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2009年05月02日 |
夜中、眠っていたら急にダンボが威嚇吠えを始めた。
ダンボ、猫がまた塀の上を歩いているの?
すると少し遠くで私の耳にも宇宙人チックな声が聞こえてくるではないか。
「@¥:〜&%$@!=」
すると、またダンボが吠える。
「@¥:〜&%$@!@¥:〜&%$@!」
うんうん、ダンボ。
私も確かに聞こえるわ。
この声は何なんだろう。
”ムニムニムニュムニュ〜〜”
少しピッチを高くしたような妙な声が東の通りの方から聞こえて来る。「この声は何なんだろう」と思いながらも、深く考えるのが面倒臭くなってすぐにまた私は寝てしまったのだが・・・・、
@@@@@@@@
「ええ、確かに聞こえたんです」
「最初は飼っている犬が激しく吠えたんで、猫でも居るのかしらと思ったんですけれど」
「今度はハッキリ私も聞いたんです」
「今まで聞いたことのない、少し機械的な高い声で、日本語ではありませんでした」
「複数の宇宙人だったんではないかと思うんです」
「その後、私は意識を失ってしまい」
「気がつけば、朝になっていました」
@@@@@@@
昨夜の出来事は、雑誌「ムー」のインタビューを受けると、このような記事になるのであろう。
ペンは不思議現象を生み出す、宇宙船よりもすごいメカなのである。
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2009年05月03日 |
ダンボと一緒に芦花公園にあるドッグランに行った。
と、いうより無理矢理連れて行った。
ダンボは家が一番好きなんだろう。そして本人は、犬の友達は別にいらないらしい。
よくワンちゃん同士が楽しそうにジャレ合っているのを見る。ダンボだって本当は5匹の兄弟が居たのだ。赤ちゃんの頃からずっと兄弟達と一緒に居たのだったら、きっと今のような様子ではなかったはずで、なんとか今からでもダンボに犬仲間が出来る幸せを!と思うのだが、ワンコちゃんとたわむれる姿は結局一度もまだ見たことがないのだった。
ダンボ、ワンコちゃんのお友達が居たら、本当は嬉しいよね?!
しかし、ふとこのダンボを見ていると父、しげおっちにダブることがある。
父、しげおっちは大変な変わり者で、あと思い込みが激しく自己流の物の考え方を持っているのだが、私から見ると常識枠からどうしてこんな外れ方をするのかな?といった本当にいわゆる「ただ、変わっている」だけの所があるのだ。まぁ、私も似ているのだが、それよりもダンボがこの父の「変わっている」ベクトルに大変似ている。一時犬は飼い主次第でいくらでも変われるのだからと思って責任感を抱いていたのだ。が、最近は犬だってもともとちょっと変わった性格で、飼い主の手の届かないことだってあるんじゃないかと思うようになってきたのだ。
ドッグランにて。
やはりダンボはどの犬とも遊ばず、どの人にも懐かず、私にも懐かず、一匹だけでウロウロしているだけで、たまに私の方を見て怒った顔で睨むという行動をしていた。
<なんで、こんな所に連れて来た>
<ここでオレに何をしろと言うんだ>
<答えなさい>
ソフトバンクの「お父さん犬」のように人間語が話せたら、多分こう言っている。犬はちゃんと「抗議の顔」というのを持っているのだということがわかるほど、ダンボは不服な顔で私を睨み続けたのだった。
「ダンボ、おいでよ!」
「ダンボ」
「ダンボ、帰ろうか」
<なんで行かなあかんねん>
飼い主とは思えない程犬に無視されて、呼んでも一度も近寄って来てはもらえなかった。
ドッグラン入場許可証をブラ下げて入ったが、飼い主失格証を下げているようなものだった。
妙な存在だったのはダンボでなく、本当は私なのであった。
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2009年05月04日 |
南青山マンダラにてJam for joyに参加する。
このイベントに最初にお世話になったのはもう13年程前。ここで出演をして、それで一緒になったのがきっかけで、後にレコーディングやライブと長い付き合いをさせてもらっているミュージシャンやアーティストがとても多いのだ。
普段、音楽の世界も社会のいろんな仕事としくみは同じで、とても誠実に頑張ったけれどものすごくガックリ来るようなダメージを受ける場面なども沢山ある。時には鎧をつけないと”相当痛いなぁ”と折れそうになるようなことだってあるし、そういうことは続けている人ならみんなが経験していることだ。
私がJam for joyに集まるミュージシャン達の好きなところは、”それらいろいろあるけれど今日はそういうものを全部置いて一緒に楽しい時間を過ごそう”とそれぞれがすごく大人な考えで参加をしている人達であるということなのだ。柔らかい人間性って音楽の見えない屋台骨となっている大事なものだと、私は思うほうなので、ここで歌い演奏をする人達とはとても友だちになりたくなる。
私はあまりすぐに音楽友達が出来ない方だった。
でもここで出会う人達は、ゆっくりでもいいから長い付き合いがしたいと思う信用の出来る人達だ。
またいつ会えるかな。
今度はあの人とも話が出来たらいいなぁ。
また会いたいのなら、その時を思い浮かべながら自分の毎日を頑張って行くだけだ。
未来の忘れられない友との同窓会のようなイベント、それがJam for joyだ。
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2009年05月05日 |
「無料で使える日記のホームページがあるから、気晴らしに何か書いてみたら?」
友人にそう勧められて、なんとなく日記を書き始めたのが2001年の5月5日。
まだブログという言葉が使われて居なかった頃だ。
あの頃は目覚めてから眠るまでをベッドの上で過ごす入院生活を送っていた。自分はもう社会のどこにも繋がっていないという虚無感でいっぱいだった。
あれから丸8年が過ぎ、今はブログを持ち自分の言葉を書き記す人は信じられないぐらい増えた。これは意外なことだった。
例えくだらないことでも、頭の中にあることを文章にすることで、何かがスッキリしたりする。心の中にあいまいにあることを文章に出来た時には、もっと心の中がスッキリ晴れた感じになる。
写真には収めきれない、フレームの外側にある視野の分まで、時々文章は「それ」を言い表すことが出来るから、そこがブログという器の好きなところだ。
言葉のアルバムも8年分になった。
続けることに縛られずに、続けていけたらいいなぁと思っている。
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2009年05月06日 |
代官山「晴れたら空に豆まいて」でライブ。
ゴールデンウィーク最後の休日は、小雨降る少し肌寒い日で、街も思ったより人が少ない感じがする。
夕方にリハーサルが終わって、今日は出番が3番目。
お天気は一日中晴れなかったけれど・・・・。
とても嬉しいことがあった。
先月、大きな手術を受けられたFさんが、退院をして会場にライブを観に来て下さったのだ。
持病を持っておられるのは知ってはいたがまさかの急な入院、それからすぐの手術。手術前に書いて下さった手紙を読みながら、とても胸が締めつけられた。一日を大事に生きることや、人との一期一会について、深い想いが文章に託されていて、それは私にとってもあらためて考えさせられるものだった。
また会えてよかった。
本当によかった。
何ごとも無かったかのように、ライブ後にこの間と同じ笑顔で目の前に立っている姿が心から嬉しかった。
決して健康体になれたわけではなく、これから日々様々な工夫も加えながら社会生活を送らなくてはいけないと思うが、それよりもこうしてまた笑って再会が出来る幸せにまず目を向けられる、そう考えられるFさんを強くしなやかに感じた。
もうちょっと、言葉が言えたらよかったけれど。
なんだか「嬉しい」しか単語が出て来なかった。
毎日、私達は生きている。
その生かされている時間のうちのほとんどを無意識に生きている。
ようやく生きていることを意識出来た時は、「生きたい」と自分自身が願う時・・・自分の身において何かしらが不安定もしくは危うい時であることが少なくない。
また会える幸せ。
また会えることは、幸せなことだったのだ。
そのことを胸に留めながら毎日を過ごして行くことで、今日も明日も自分も周りも、何かが心強くなれるのだと思う。
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2009年05月07日 |
数年前、全くテレビを見ない生活を2年程送っていたのだ。
理由は引っ越しの際に暫定的にテレビを仕事場の隅に置いてしまい、それがブラウン管テレビの結構場所を取るサイズだった。何度かその位置でテレビを楽しもうとしたが、どうも落ち着かずそのうちに「もう、別にテレビは見なくてもいいや」と面倒臭くなって、テレビを見ない生活を長く送っていたのだった。
今は液晶テレビが普段居る部屋にあるので、またテレビのある暮らしに戻ったが、その頃に人気だった一発芸人さんのことを全く知らず、しばらくは流行のギャグについていけなくなったのだ。
もう一つ驚いたのは、グルメレポーターでよく見る「彦摩呂」さんが丸々と太ったこと・・・・。昔は目のクリっとした爽やかな青年にも見えた気がしたのだが、体のサイズがいつの間にか風船を膨らませたようにパンパンに膨れた状態になっているではないか。
「あれっ、この人彦摩呂?」
今日もテレビで見たが、やっぱりまだ太った容貌に見慣れていない私が居るのだった。
いい人そうな所は変わりないのだが、見た目の爽やかさが消えてしまい、かわりに油ぎったオヤジ度数が上がった。
美味しそうに食べておられますが・・・。
他人ごとながら、体のことが心配になってしまう。
<そんなに無理して食べないで>
<野菜中心の生活に変えたらどうかしら>
<食べるお仕事、ちょっとは減らせないの?>
一度も面識がないのに、妙に同級生でも見ているような感覚になり、テレビもご本人が美味しそうに食べている食材には興味が沸かない状態で見てしまう。
きっととても頑張って沢山のお仕事をされたんだろう。
しかし・・・・、
今や紹介する食べ物よりも、インパクトが強くなってしまわれた。
複雑な想いで眺める彦摩呂さんなのである。
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2009年05月08日 |
渋谷HOMEにてライブ。
前回、ここでライブをさせてもらった時にはアップライトのピアノが入っていた。アコースティックピアノに苦手意識があった頃は、あまり生ピアノを弾きたいという風には思わなかったが、”アコースティックピアノの弾きやすさに個体差があるのはあたりまえ”と考えられるようになったら、どのピアノもまずは弾いてみたいと思えるようになった。
アップライトはライブでは特に慣れていない。音の響く感じがグランドピアノとまた違うが、今日はアップライトで弾き語りのライブをさせてもらった。
今日のこのピアノは少し人見知りなピアノ、という感じだろうか。
少し鍵盤が重く音の抜けはややこもってはいるけれど、それもこれからここで大事にされて、いろんな人に演奏をしてもらったらきっともっといい音になると思う。時間と共にこのピアノが持つ性格というのだろうか、人柄みたいなものがそのうちにもっと伝わりやすくなるんじゃないかな、と個人的に感じた。
楽器も人見知りをして、最初は自分を上手く出せない個体がある。でも人と同じ。どんな不器用でも最終的に人柄というのは滲み出るものだ。
ピアノさん、一緒にゆっくり行こう。
「昔の声の時の歌もいいけれど、今のみきさんの歌好きですよ」
数ヶ月前にそう頂いたメールの言葉で、私の中の何かがフっきれた。
自分では、今の歌が好きでいるつもりだったが、あのメールがポンと背中を押してくれた。そうしたらまだ自分にまとわりついていた人見知りのような小さな臆病がスっと消えてなくなった。
多くのライブは夜の時間に行われる。
一日の最後に近い時間にあるのだ。
誰かを「特別サイコーハッピー!」に出来る自信はないけれど。
今夜布団に入る時に、「なんか、今日はいい日だったかもしれないな」と、穏やかな気持ちになってくれることを願いながら歌いたいなと思う。
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2009年05月09日 |
月に一度、布団乾燥サービスを受けていて、今日がその日だった。
ピンポーン。
「は〜い」
だいたい朝の8時から9時にお兄さんが取りに来て下さって、午後2時ぐらいにまた持って来て頂く。今日の午後は家に居ないので部屋の外に置いておいてもらおうとお兄さんに告げたのだが・・・。
「えっ・・・。そうですか・・・」
いつも家に来てくれるお兄さんとは違う初めて見るお兄さんだ。いつものお兄さんだったら、たまにこういう形で午後家に居ない時には布団を置いて行ってくれるのだが、もしかしたら今までのは規則違反だったのかもしれない。
「ダメでしょうか・・」
尋ねてみたらそのお兄さんは別のことで困っていることがわかったのだ。
「いやぁ、今ハンコをもらう紙をもう一人の方が持っていて、なので布団を返しに来た時にハンコをもらおうと思っていたんですよ。困ったな。どうしよう」
ハンコのことだったのか。
「ハンコ、もらわないとダメなんですよね〜」
そしてお兄さんはこんな提案をするのだった。
「そうだ。じゃ、ハンコを外に置いておいてもらえますか」
「え!そ、外に?ですか?」
「はい!布団を置きに来た時に押してまた置いておきますから」
家の外にハンコを置くっていうのはどうなんだろう。やったことがないが、あまりお勧め出来ることじゃないんじゃなかろうか。
「外に置いておくんですか・・・」
するとお兄さん、次はこんな提案をした。
「じゃ、ポストに入れて置いて下さい!」
「え!」
「ポストから取って、ハンコを押したらまたポストに入れておきますよ」
口調は明るいがポストの中にハンコを入れるってどうなのでしょう。しかもあなた今日初めて会う人なのですが・・・。
ちょっと気が進まずに返事を渋っていると、お兄さんはもっといいアイデアを思いついて私に言うのだった。
「そうだ!」
「だったらボクがそのハンコを預かって持ち歩いています」
むむむむむーーー。
初めて会ったあなたにハンコを渡して持ち歩いてもらうと、安心が得られるのでショウカーーー。
とにかくハンコをもらわないといけないらしい。
私としては、その辺りこそ会社の人と相談して別案を頂きたかったのだったが・・・・。
「ハンコは預けられないので・・・。では、今日はお布団のサービスは結構です」
そう言ったら、「そうですか!」とお兄さんは納得をしてあっさり帰って行った。
新人さんなんだろうか。
悪用することはきっとなかったと思うが・・・。
「すみません、どうもなくしちゃったみたいなんですよ〜」
ハンコを落としそうな危うさがあるお兄さんなのであった。
Posted by 吉川みき 2009年05月09日 | パーマリンク | コメント (4) | トラックバック (0)
2009年05月10日 |
昼寝をして目覚めたら夕方の5時半になっていた。
ショック。朝ごはんを食べてちょっと横になったら、眠り続けてもうこんな時間になってしまった。
<今からでも何かしなくては>
寝ぼけながらも思ったのだろう。
先輩の岡崎夫妻の家に電話をしていた。
「もしもし」
目覚めてまだ1分。
「えっと。今晩、何を食べられるんでしょうか」
いきなりこんな電話が出来る大変貴重な存在。おかげで夜は急遽外食の予定が出来たのだ。
岡崎さんはアレンジ仕事で音楽ソフトを沢山使っておられる。最近新しいmacを購入されたそうで、パソコンのバージョンに伴ってソフトも新しいバージョンのものにしないといけなかったりで、やっぱり機種乗りかえは大変そうだ。
でもなぁ。
私もそろそろ買いかえをしないといけない時期にある。
去年から買いかえを検討しては先送りにしている状態だったが、音楽ソフトのバージョンがいよいよ今使っているパソコンでは対応外になってきているのだ。
うむむむー。
しかし、単語の意味がやっぱりわからない。
「最新のmacbookは、firewireがついていないから気をつけた方がいいよ」
と、言ってもらったのだが・・・、
そうです。firewireって聞いたことがあります。ウチでも何か機械の所で「firewireは左」とシールを貼ったケーブルがあって、「左」の穴に差し込んでいる。
が、これは全て前のメカ好きの同居人が全部やってくれていたのだ。
私はケーブルのシールの文字を見て、「これは左の所に差す」という幼稚園の入園試験みたいなレベルのことをやっていたので、firewireが何か知らない。
「インターフェイスが使えなくなって困ってね」
インターフェイス。ウチにあります。
だが、これも”仕事机の一番上に置いてあるメカ”という認識しかない。これもいつかお店で買ったが、何をするやつなのか知らず、”これを買わないと音楽ソフトが使えない”品ということしか知らないのだった。
「今度は結局16ギガにしたよ」
「は?!」
私も会話をつなげたいのだが・・・。
先輩の言っている意味がわからない。
が、何を質問していいかがまたわからず・・・。
intelcore2duoって何。
2とduoは同じ「2」じゃないの。
しかしながら、なんだか「買うモード」にいよいよ自分も入ったようなのだ。
夕方に起きて寝すぎでうなだれたが、競馬の後方から差してくる馬のように最後、「パソコン、よくわからないけれど取り合えず買う方向で!」と急激に活気のある自分になったのであった。
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2009年05月11日 |
スーパーの飲料水コーナーで、新しい製品が目に入った。
「とろける毛毛」
えっ!?
一体どういう飲み物なのデショウカ。
ワカメやモズク風の「毛」のようなもので作った飲み物なんだろうか。
よく見るとそれは「とろけるモモ」だった。
モモと毛毛は似ている。
似ているのだと今日わかった。
一度、読み間違えてしまったので、その印象が頭に残ってしまった。
「とろけるモモ」の企画会議では、「毛毛って読み間違えられたりはしないでしょうか」という意見は出なかったのであろう。
外国では、時々惜しい間違いの日本語が書かれていることがある。
杉並に住む、大阪人もマチガエマシタ〜。
もしも「とろけるモモ」が外国で売られたら、きっと「とろける毛毛」と書く店が出ると私は思うのであった。
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2009年05月12日 |
恋に落ちるって、こんな感じなの?
その人のことばかり、気付いたら考えていて。
ハァ〜〜〜っ。
切ない。
まさかこんなに気になっちゃうなんて。
思ってもみなかった。
日曜日を境に、どうも新しいパソコンのことが頭から離れなくなってしまった。
脳内メーカーでは私の頭ん中は「嘘」と「食」しかなかった。
今は「パソコン」と「支払い方法を考える」の二つで構成されているだろう。
恋ってきっとこんな感じね。
今週はパソコンのことで頭がいっぱいな私なのである。
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2009年05月13日 |
ダンボはやはり、私のことを残念ながらナメていると思う。
朝起きた時に、すぐ横にダンボが居る。
「ダンボ、おはよう」
ウチの犬は起きたら伸びをする。
私の顔を眺めながら伸びをし、前足で私の顔を平気で押すのだ。
普通なら手が当たらないように、もしくは手が当たったら退けるんじゃないだろうか。
「痛い。」
「痛い!」
「痛いって!」
今日は前足を退けたらもう一度伸びをして、私の鼻を押した。私は犬の手によってブタ鼻にさせられ、「やめなさい」と何度も言ったが私が払い退けるまでその体勢のままであった。
犬はこうして、時々「だって犬だからわからないんだもん!」というフリをするが、ちゃんと私の怒った時の表情は読めるという顔認証の技術だって持っている。
今日もワンワンと無駄吠えをし「コラ!」「やめなさい!」といくら叱っても言うことを聞かないので、たいそう怖い顔で睨むということをしたら、ダンボは”フン”くそばばあ!”と吐き捨てるように私にワンと吠えたあと、ベッドの下の陣地に避難しに行った。
「ウンチが出たから片付けてよ」
そういう時だけ何故か子犬の時から律儀に報告に来る。
日々、犬と私の関係はずっと変わらず同じことを繰り返している。
「早くウンチ片付けてよ」
はいはい、わかりました。
”私、これでほんとうにいいのかしら”と、思いながら今日も私は彼のした北斗七星を拾う。
でもね。
ダンボ。
お前は全然私を信用していないけれど。
お前を守ることについては、とにかくベストを尽くします。
私を頼りにしていない時、それは君が元気でいるという証拠でもある。
「こら!」
「また!」
「やめなさい!」
甘いかなぁと思いつつ・・・・思いきり怒れる幸せを今、私はダンボに貰っているのだと思うのであった。
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2009年05月14日 |
日曜日を境に新しいパソコンのことが気になって仕方がなくなり、しかし家で一人で過ごしているとどの機種を買えばいいのかが今度わからなくなり・・・・。
いいアイデアを思いついた。
パソコンより先に音楽ソフトを買えば、それに伴って必要な周辺機器が判明し、そこからどのパソコンが必要になるかがわかるのではないかと思ったのだった。
何も急いでパソコンを買うことはない。
ソフトを買って、それでゆっくり決めていけばいいじゃないか。
来月は暇なので来月をパソコンの月にしよう。
と、昨日決めたのだった。
ピンポ〜ン。
「宅急便です」
あらま。
昨日そう決めて、ひとまず落ち着く為にと頼んだ音楽ソフトが早速今朝届いた。
届くのが思ったより早く、また実際に物を手にすると”これでひとまず落ち着く”と思ったらそれは間違いで、更に気持ちに拍車がかかってしまった。
う〜〜〜〜〜〜〜〜む。
パソコンを開けて・・・・。
ポチっとボタンを押し・・・。
「クレジットカードで払う」を選択し・・・。
購入。
基本的に石橋を叩いて渡る性格なのだが、時々その反動で30秒で即決してしまう自分が居る。
でもスッキリした。
macbook proの15インチ。
「これって恋なのかしら?」
そう思ったらあまり自分に言い訳は作らずそうだと思うのがよい。
私は心に正直になって恋を叶えました。
そして新しいパソコンを購入したのでした。
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2009年05月15日 |
ギタリストの稲葉政裕さんの新居に遊びに行った。
前のお家の時に訪ねたことがあったが、その時は息子さんが幼稚園ぐらいで、娘さんはまだ1歳にもならない赤ちゃんだった。その息子さんももう高校生、お嬢さんは先日お目にかかったらキュートな女の子に成長していたのだ。
白い3階建てのお家。
まだ新築のいい匂いがする。
うずうず・・・。
お宅訪問って楽しい。
だって子供の頃から新聞の折り込みに入っている家のチラシが大好きなのだ。今だって「お宅拝見」ものの番組が好きだし、PCでもしょっちゅう「賃貸」「別荘」「売りマンション」を見て楽しんでいる。
リビングでお茶を頂いたあとで・・・
<他の階にも行ってみたい>
<他の部屋も見たい>
<どんな間取りなんだろう>
そう思いうずうずしていたら私の願いが通じたのか「他の部屋も見てみる?」と言ってもらえた。
た、楽しい。
それに、広い。家族それぞれに自分の部屋があって、稲葉さんの「一家の主」の一面を垣間見た気がした。3階は更に明るくて見晴らしがいい。中でも天窓のついた部屋が気に入ったのだ。
稲葉さんの部屋だけはさすがに楽器やアンプが沢山あって、一目で音楽部屋だとわかる。ギターが50本ぐらい、そしてバンジョーやウクレレ、二胡に何故かバイオリン、サックスまである。お宝物のビンテージギターがかなりあるようで、しかし私はギターを見せてもらってもちっともわからない。
同じギターが6本あるのにビックリする。
だが全部ギターを見せてもらったら、それらは5本とか3本とか4本とか・・同じギターの”ちょっとだけここが違う”というバージョンで構成されていた。
みんな高いギターばかり・・・。
ギタリストであればものすごく盛り上がる場面だったろう。だが、パートが違えば「さっきのと今の、同じじゃないですか」と全く理解が出来ない。数百万するビンテージを何本見せてもらっても、全部売って5本ぐらいにして部屋を広く使ったらいいのにという感想になってしまう。
ギターはビンテージになると価値が上がる。
なんでギターだけ?
私も今やビンテージなのですが。
なんでギターだけ価値が上がるのか、そこがまず附に落ちないのだ。
しかし最後はギターレッスンをしてもらって、初心者ロックンロールエレキが弾けるようになってとても嬉しかった。
「自分の持ち場でない楽器って、弾けるとまた楽しいよ」
そう言って稲葉さん、バイオリンも弾いてくれたっけ。
私も何か新しい楽器、始めたいな・・・と久しぶりに思ったのだった。
いいなぁ。
マイホーム。
楽しいお宅訪問だった。
ぽかぽかとあったかい空気が流れていた。
Posted by 吉川みき 2009年05月15日 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
2009年05月16日 |
イヤフォンを買いに家電ショップに行った。
「コレ、いいな」と思って手にしたら、ドクロのイラストが描いてあった。
Tシャツに帽子に靴にバッグにハンカチにキーホルダーに・・・。人間のグッズだけでなく犬の服にもドクロはついている。今やピースマークよりもドクロマークの方がシェアが多くなっているのではないだろうか。それにしても、イヤフォンにまでドクロマークを見つけるとは思わなかった。
私はドクロマークが大嫌いなのだ。
なんでわざわざドクロを身につけたいのか・・・。
わからない。
ドクロ=かっこいい。
という図式がどうしても理解出来ないのだ。
今まで店の中で「これがドクロマークじゃなかったら買うのに・・・」と恨めしくドクロを見つつ品物を棚に返したことが何度あったことだろう。
今日もドクロマークさえなければ、これにしたのに。
イヤフォンにドクロは要りませんよ。
本当にもう・・・。
ドクロってば、こんなにカジュアルな存在になっちゃって・・・・。
ドクロって白骨だと知らない若者が居るんじゃないかしらと心配になっている私なのである。
Posted by 吉川みき 2009年05月16日 | パーマリンク | コメント (7) | トラックバック (0)
2009年05月17日 |
つるバラが咲いた。
ミニバラも咲いた。
4月に生き生きとしていたノースポールとビオラもまだ咲いてくれていて・・・、6月を待ち切れずにあじさいが蕾をつけた。
特に力を入れたわけでもなかったが、今は私の家も花達が綺麗な時期なのだ。
袋小路になっているので家の前は通る人はほとんど居ないのだが、「お花、とても綺麗ね」とご近所の方々に声を掛けてもらうのでなんだかとっても嬉しい。
花がやはり私も好きなので、ちょっと変わった色の物や種類を買ったりもするのだが、まさかご近所の方々も興味を持って咲いたことを喜んでもらえるとは思わなかった。
花のある暮らしが好き。
日々の中でしないといけないことは沢山あって、優先順位は一番上に持って来ることは出来ないけれど、でもほんの少しの時間を花に取ることで、とても大きな喜びを律儀にも花は返してくれる。
実の成る木も好き。
上手くいけば今年はブルーベリー摘みが出来る感じになっている。
外を歩けば花が綺麗な家がたくさんある。
「おつかれさま。今日も頑張って」
忙しく前を通る人達に微笑んでくれている。
花が好き。
好きで、尊敬もしている。
こんな生き方にあこがれる。
花の持つ強さは、私が最も尊敬する「強さ」なのだ。
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2009年05月18日 |
浜離宮朝日ホールの前田憲男さんのコンサートを観に行った。
前田憲男さんと言えば、「11PM」「ミュージックフェア」「ミュージックステーション」「ニュースステーション」「題名のない音楽会」などの音楽も手掛けられ、ピアニスト、アレンジャー、作曲家、指揮者として多岐に渡っての活動をされている日本の音楽界の巨匠なのだが、実は私はそのお名前を知らなかった。ドラマーの齋藤たかしさんが前田さんのサポートをされていて、そのご縁で今日はコンサートを観せてもらったのだ。
齋藤さんはjamforjoyで知り合ったミュージシャン。先日のライブが終わって少しお話をさせてもらった時に、今日のコンサートのことを教えてもらったのだった。その日の齋藤さんの出番はロック寄りの曲だったので、「ジャズ」を叩かれるというのが意外で、人の引き出しってやはりその一日では見えないものだなぁと思ったのだ。
浜離宮朝日ホール。
写真で見る前田先生は厳しそうなイメージがあった。それにお年はもう70代半ば。父、しげおっちが「常識」から逸脱し、「ワシの話」しかしない「ワシが常識」じいさんになってしまったので、どうしてもそんなイメージが勝手に出来てしまう。
のだったが。
ステージが始まると、演奏がとても大きくて広く、またMCになるとトークが面白いとてもチャーミングなお人柄が伝わってきた。大阪芸大で教壇に立っておられることも同時に知って、学生さん達の人気がさぞ高いだろうなぁと、それまで抱いていた像が一気に覆ったのだった。
途中からは齋藤さんも加わってトリオ編成のジャズになり、齋藤さんはjamforjoyの時とはまた別の表情を持つドラマーで驚いた。演奏がとにかく素晴らしかった。ジャズのライブは私はものすごく久しぶりで、あまりインストに縁がないのだが、時間が短く感じる程楽しくスリリングな内容だった。
きっと今日のステージでのメンバーの年齢差は40〜50歳あると思うのだが・・・。
一緒に客席に向かって一つの物を紡ぐことが出来るって、「あぁ、これも音楽の懐の広いところなんだなぁ」と、帰り道にいい気分でまた思ったのだった。
Posted by 吉川みき 2009年05月18日 | パーマリンク | コメント (2) | トラックバック (0)
2009年05月19日 |
最近、プールに行くとよく見る男の人が居る。
と、いうよりこの人のことを覚えた。
私はプールサイドに向いてはじっこで水中エクササイズをやっているのだが、ある日背後から大波がやってきたので振り向くと、この人が泳いだ波がザッパーンと寄せてきたのだった。
この男性、背も高いが体重もかなりあると思われる。とにかく巨漢なのだ。で、水中ウォーキングをしている時はそうでもないのだが、この男性が平泳ぎを始めるとプールの波が揺れるので見ていなくても波の動きで「あっ、今近くを泳いでいる」というのがわかるようになったのだった。
大型タンカーが通り過ぎて行く感じだ。
水が揺れるので振り向くと、すぐ後ろを「エイ」が泳いで行く。横幅のある人が平泳ぎをすると、その姿は「エイ」っぽくなるのだと知った。
ならば私はなんだろう。
イソギンチャクか。
壁の傍の一ヶ所に居てビヨーンと伸び縮みしている。たまに波に揺れてみたり・・・。
バシャっ。
今は少し向こうをとびうおが飛んで行った。
またもうすぐエイが来る。
ここは海?
そう思ったらプールの水がしょっぱく感じたのだった。
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2009年05月20日 |
新しいmacが来てから、ほんの少しずつ触っているのだ。
パソコンを前に、一人よくつぶやいている。
「あせらない」
「急がない」
「失敗して当たり前」
とにかく、いつまでも「パソコンが苦手」と言っていてもしょうがないので、今回は「一人でパソコンが扱えるようになった」と自分に自信が持てるようになりたい。途中でヤル気がなくならないよう、かんしゃくを起こさないよう、シクシク泣かないよう、大人の自分になって私を応援し、なんとか自分を育てたいのだ。
すぐに「壊れた」と言うのはやめよう。
「叩いて」直すというゴリラっぽい行動もやめよう。
だから今回はまだ血圧が上がるようなこともなく、出来ないなりに気長にやれている気がする。「はじめてのMACOS10.5という本も買った。マックお客様センターにはよく電話しているが、私にしては信じられないぐらい穏やかにパソコンを向きあえているではないですか。
そして今日も旧アドレスブックの中のデータを移そうとして、うっかり新しいパソコンのアドレスブックのアプリケーション自体を消してしまった。
「あら、なくなっちゃった」
「なんで」
なんでかはわからない。
私レベルだとそういうものだ。
で、どこを探してもない。
お客様センターに電話をしたら、再インストールが必要ということだった。
ガッカリ。
今日はスタジオのTD待ち。せっかく時間があるからと家から持って来たが、結局このパソコンは用がなくなってしまった。
まぁいい。
明日やればよき。
素晴らしい。そうスっと切り替えられるようになったところが成長した。
今回の私の目標は「泣かずにパソコンをマスターする」ことだ。
もう機械を叩かない。
上手く行ったらご褒美にプリン食べようね。
前に比べたら、随分おりこうさんになったね。
うんうん、いいこだ。
ゴリラのみーちゃんは、今パソコンを頑張っているのである。
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2009年05月21日 |
私は家が好きな方なのだが、それは春までの話だ。
5月の花の美しい頃が過ぎると、今度は家でのくつろぎ指数がだんだん低くなって来る。
理由はゴキブリだ。
ある日でっかい黒ゴキブリを見る。その日を境に、私は真冬になるまでの間、毎日どこか落ち着かない気分で過ごすという時期に突入するのだった。
ゴキブリが出るまでは楽しい我が家。だが、ゴキブリが出たその日から我が家は「ゴキブリホイホイ」になる。
昨夜。
寝ようと思ってベッドに横になったら赤ちゃんゴキブリがシャカシャカと目の前を走って行った。
「うげっ!」
キミは、ここで生まれたんデスカ。
生まれたんですね。
チビゴキなのにものすごくすばしっこかった。
なんでなの。
イヤだと言っているのに。
ムギュっとティシュでつぶしたあとで、「あぁ、たった今からこの家はゴキブリホイホイになったんだわ」と思った。
どんより。
思ったより早く、その日がやってきてしまった。
「やっぱり・・・、あの人しか居ないわ」
「あの人」とは、前の家の時に頼んだゴキブリ駆除のYさんだ。ものすごくゴキブリに詳しかった。戸棚を開けてクンクン匂いを嗅いだだけで「ここはゴキブリが通っていますね」「ここは居ない」とゴキブリのフンの匂いについて語っていた。去年のお兄さんは「入って来るゴキブリは防げない」と言っていたが、Yさんはそれも含めて「完璧にゼロに出来る」と言っていて、駆除業者さんはどこも一緒かなと思っていたのが間違いだったと思ったのだ。
早速今朝電話をして、そうしたら土曜日に来てもらえることになった。少し会話をしたが、さすがやはりものすごく詳しい。縁の下から施工して、最終的には侵入路も全て塞ぎますということをその場で言ってもらった。
すごい。
「貴方が助けに来て下さると信じています。」
姫の城はゴキブリホイホイと化した。
でも王子が助けてくれるわ。
心を強く持ってそれまでの間を過ごそうと、姫はかたく胸に誓ったのであった。
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2009年05月22日 |
西川峰子さんのレコーディングも、今日が最後のTD日となった。
残す行程はマスタリングのみ。
無事に終わるとホっとする。
よかったなぁ。
出来たなぁ。
私の役目ももうすぐ終わり。
夏の終わり、季節がもうすぐ変わるよというそんな感じも少しする。
よかった。
終わるとホっとする。
静かな夜だ。
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2009年05月23日 |
午前10時。
ゴキブリ駆除に業者のYさんが来てくれた。前とは違う部下の男性を連れていたが、息子さんなのだそうだ。
「いろいろ試行錯誤を繰り返して、エサは手作りにかえたんですよ」
ビニール袋からちょっとずつちぎった餌を丸めてポイポイとあちこちに設置する。最初に設置した場所はお風呂場の天井裏。とにかく「ここは居ないはず」「ここは仕掛けておこう」と、前回同様答えがハッキリしているのだ。
「黒ゴキブリは食欲がすごいんですよ」
・・・らしい。
「見たのは白い線の入った小さいヤツでした?」
「はい」
「なら第一期の幼虫ですね。ここで生まれたってことです」
しかし、いくら生命力の強いゴキブリであっても、それらの幼虫が大きく育つまでにはいろいろあって、生き残れない個体の方が多いらしい。
「黒ゴキブリは、卵が生めるまでには3年かかるんですよ」
そして冬は冬眠をするらしい。
家の中にダンゴを設置したあとは外に出て家の周りの隙間を塞ぐという作業にかかられた。
「もうこれもいろいろ試行錯誤しましてね」
園芸用のネットだと思う。それをハサミで切って家の周りをグルっと囲みつつ、縁の下にダンゴを設置されていた。
「ゴキブリは土や木といった質感が好きなんで、サッシのようなステンレスは嫌うんです」
ステンレスのところを綺麗に掃除をしているだけで、随分効果は上がるのだそうだ。博士によるとゴキブリをよせつけないスプレーを玄関に撒けば、更に効果があるらしい。
1時間ぐらいで作業は終わり。
「多分これで5年は出ませんよ」
「もしかしたら4年目に一匹ぐらい見るかもしれませんけど」
素晴らしい。
この人は本物のゴキブリ博士だ。
「じゃ、これで失礼します」
博士は颯爽と帰って行った。
またまた今回も大尊敬。
「ダンボちゃん。」
「これでまた私たち、平穏な暮らしに戻れるのよ」
5万円をお支払いすると、ゴキブリホイホイに姿を変えられた姫のお城は、またお花達が咲くお城へと戻ったのであった。
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2009年05月24日 |
スーパーに行くとスイカが売っていた。スーパーの入口にはたいてい果物が最初に目にとまる。ここの果物でなんとなく季節を感じたりするのだが、イチゴが品薄になってきたなと思うとさくらんぼやアメリカンチェリーがよく並び、そして今日はスイカだった。
果物が嫌いな人は、ほんとうはあまり居ないのではないかと思うのだが、「あまり食べない」理由としては、ちょっとしたことが”面倒臭い”ということなんじゃないだろうか。以前、同居人は”タッパーの蓋を開けるのが面倒”ということだけで、冷蔵庫の中に置いておいた食料に手をつけなかった。
果物はみなどれも”タッパーの蓋を開ける”程度の手間が要る。
スイカは種を出さなくちゃいけないし、イチゴはヘタを取らなくちゃならない。ナシやリンゴやキウイは包丁が必要になってくるし、ぶどうは皮を取って種を出して更に指を洗わないとダメだ。みかんは人によってはスジを取り皮を出す。丸ごと食べる人だって、食べ終わったらゴミ箱にみかんの皮は捨てに行かねばならない。ブルーベリーが一番楽でそのまま口に出来るが、「洗わないといけない」のが面倒ということになるんだろう。
「じゃ、カットフルーツを買って食べればいい」
のだが・・・・、
それは今度は”割高”な気がしてくる。
魚肉ソーセージのフィルムの方がよっぽど剥きにくいと思うのだが、果物は面倒臭い人にとっては”面倒臭い”らしい。
もうスイカの季節か。
スイカとキュウリはカブトムシの味がする。
日本語的にも意味的にもおかしいが、同じ感覚を持っている人とは、何故かこれで話が成立するのだ。
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2009年05月25日 |
収録で渋谷に行った。
駅に着いてからスタジオまでは距離にすれば近いのだが、歩道橋で246号線を渡らなくちゃならないのが疲れるポイントなのだ。
歩道橋は嫌いなのだ。
少し遠周りでもいいから、どこかに横断歩道ってないのかしら。
そう思ってしばらく探したこともあった。
結局横断歩道で渡れる場所はなく、さんざん歩いた挙げ句、その疲れた状態で魔の歩道橋を渡ることになって、渡り終える頃にはぜいぜい言っていたこともあったっけ。
今日も歩道橋が待っているのだ。
うううむ。
ここの歩道橋、階段を上ってやっと頂上に着いたと思ってもなんだかとても体が重いなと思っていたのだが、それは上に上がったらその後がゆる〜い登りのスロープになっているのだ。
そんなにサクサクと進めないので、数回は立ち止まるのだが・・・・。
立ち止まると今度は歩道橋の揺れを感じるのだった。
歩いているとわからないのだが、立ち止まるとここの歩道橋は震度1ぐらいに揺れているのがわかるようになる。下がかなりの交通量であることと、歩道橋全体が大きく長い作りになっているのでしなやかにしてあるからなんだろうが、これが結構怖いのだ。
ちょっとだけ・・・休みたい・・・。
と、足を止めたら足元がユラユラと揺れている。
揺れに耐えられずにまた歩き出すので、結局疲れが取れないまま歩道橋を下りるので、渡り終えたあとはかなり姿勢も悪く顔もたるんで老けているに違いない。
「これは運動だ」と思って臨むがやはり毎度疲れている。
歩道橋が嫌いなのだ。
歩道橋を渡っている人の顔はみな老けている。
美容の敵は紫外線だけでなく歩道橋にもあり、なのである。
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2009年05月26日 |
家賃の振込みに郵便局に行った。
家の近くの郵便局はATMが一台しかないので、時々5人ぐらいが待っていたりすることもある。先日はATMを前に何度も操作をして時間を取る人に、ついに待っていた人がキレて怒鳴るという場面もあったが、たまーに待っている人が「キレる」のには遭遇しているのだ。
待たせている人も、ほんのちょっと振り向いて「お待たせしてすみません」と一言言えば、割と波風立たずに済んだりしたのに、と思う。あせって早くしようとする気持ちや後ろめたさから、後ろをわざと見ないようにしてしまうのだろう。それが裏目に出て待っている側には「横柄な態度」に映ってしまうんじゃないかなと、こういう時に人間関係のちょっとした行き違いを垣間見る気がする。
本日、私が行った時にはご婦人が一人ATMでの操作中だった。私が並んだ直後にまた女性が並んだが、今日は空いている方だ。
「お待たせしました」
自分の番が終わって後ろの人に声を掛けると、後ろの人の表情がフっと緩む。ATMの操作の時に「お待たせしました」というひとことって大きいんだなぁといつも思う。
で、私は扉を出る時にいつも振り返る。
「忘れ物、してなかったわよね。」
「あの人、何か取ってないわよね」
”お待たせしました”と挨拶をしておいて、それから数秒後私の後にATMに立った人を一瞬ドロボウだと疑って見ているのであった。
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2009年05月27日 |
リハーサルに行くのに、乗換えの中目黒駅で電車を待っていた。
<来た>
と、思ったら特急だった。
「発車いたします」
アナウンスがあり、電車の扉が閉まりかけたその時に、すぐ目の前で電車に乗っていたおばあちゃん2名が、閉まろうとしている扉をすごい力で止めているではないか。
乗ったはいいが、発車直前になって特急だということに気がついたのだろう。間違えて乗ったので、2人はなんとか下りようと必死になっていたのだった。
駅員さんには丁度見えない角度だったようで、その姿をバッチリ見たのは数人だったと思うが、片方のおばあちゃんが仁王立ちで閉まるドアの間に立ち、”うーーーん”と両手でそのドアを開けていた。で、もう片方の老女はそれを横で応援していたのだった。
あのね、おばあちゃん。
危ないですよ。それは。
結局、扉の力が最後は勝ち、老女達は特急に乗って去って行ったのだったが、一つ間違えば大変な事故になっていたかもしれないのだ。そうしたら、確認を怠ったとして駅員さんは責任を取らなくてはならないだろう。でも、あれはおばあちゃん達が悪い。何かあったとしても、私も助ける瞬発力も判断力も全く出なかった。
あんなことはしちゃいけません.
それにしても、強靭な老女だった。あれぐらいの年齢になると骨粗しょう症になっている人が多いはずなのだが・・・・。
特急に乗ってしまったが、そのまま「横浜」まで行っちゃったってことには決してならない。駅2〜3個を通過するだけで、次の停車駅「自由が丘」で下りればいいからだ。
おばあちゃん達はきっとこのロスタイムにガッカリしているだろうが、各駅停車の乗っても寝過ごして2往復ぐらいする人も居る。
乗り遅れたり、下りそびれたり。
電車の扉の向こうに行けなかったことで、その人のその日予定していた時間がちょっぴりずれる。
タイムワープの扉とは、身近な所で言えば電車のドアのことなのである。
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2009年05月28日 |
本日、雨。
まだ乙女だった頃、失恋時に雨が降るという経験を二度している。
一度はザーザー降りの雨だった。
家の近くの道に停めた車の中で、片思いをしていたある人との間を取り持ってくれていた人が居たのだが、その人から”言いにくいんだけど彼は君のことを妹のようにしか思っていないみたいだよ”というようなことを言われショックを受けていたら、雨がよりザーザーと降り出して、雨に押されるように泣けてきたっけ。
二度目もやはり家の近くの道に車を止めてだったが、これは彼氏のようなそうでないようなちょっと遊び人の人だったが、その時も「妹のような感覚」というようなことを告げられたのだ。
すいませんね。
フェロモンがなくて。
この日の雨は厚い灰色の雲が覆っていて、シトシトと雨が降っていた。ザーザー降る雨は痛いがこういう淡々と降る雨というのも結構キツいものがあるなぁと思ったのだ。
二度あることは三度ある。
それからはまた雨の日に自分はフラれるような気がしていたのだが、その後は平穏に過ごすことが出来ていたのだ。
もう三度目はないだろう。
あれから私は無敵になった。
時は流れ「妹みたい」という響きは、もう遠い過去のものとなったのであった。
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2009年05月29日 |
高円寺jirokichiにて「植・辰セッション」ライブ。
「植・辰」はベースの植田博之くんとトランペットの辰巳光英くんの二人のことで、私も大阪の吹田にあるスタジオ「you」で二人と知り合ってからもう20年になるちょっと幼馴染み感覚がある音楽仲間だ。
だが、二人は中学の時の同級生なので更に付き合いが長い。家で一緒にラジオ番組を作ったり、音楽話をしたりと当時気の合う友だちだったんだろうなぁということが伺えるのだが、私も二人とは連絡をしたり会うことが多くて、その時には自分も一緒のクラスだったような気分になるのだ。
一緒にライブをやると聞いたので、「観に行く」と植田くんに言ったら「空いてるんだったら弾いて」と言ってもらったので、嬉しかった。
今日のメンバーは、ドラムに臼井かつみちゃん、キーボードがGakushiくん、ギターが田中匡典さん。かつみちゃんとGakushiくんはjamforjoyで一緒に演奏したことがあったので、一度そういう形で会っているとうんと身近に感じられる。こういうセッションスタイルのライブにミュージシャンとして参加をするのは東京に来てからは全くしていなかったので、本当だったら緊張するので、メンバー個々の空気は大きくそれに助けられたのだ。
今日までのことは全てが「過去」のこと。
でも過去に立って見てみれば、今日までのことは全て「未来」の出来事だ。
中学の時の同級生がそれから何度も再会が出来たのは、自分の手のひらに握りしめた「やっぱりそれでも捨てられないもの」を捨てなかったことへの小さなご褒美だと思う。
出会いと別れより、うんと労力を必要とする出会いと再会を素晴らしいことだと思う。
古い出会い、新しい出会い、私も出会いと再会を胸に毎日のあとちょっとを頑張ってみたいなと思ったのだった。
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2009年05月30日 |
「出したら片付けなさい」
と、昔よく叱られた。
しかし、そんな私も一人暮らしをするようになってからは、それほど部屋は汚くはないと思う。部屋がぐちゃぐちゃになっていたら気分も整わないので、日々ある程度片付いた状態で家の中は保たれているのではないかと思う。
ところが、年中ぐちゃぐちゃのまま過ごしている箇所がある。
それはパソコンのデスクトップなのだ。
年中デスクトップがぐちゃぐちゃ。
季節に一度整理するぐらいで、あとは「左上の方」「横あたり」「どことは明確に言えない中途半端な所」などにバラバラっと散らばっていて、多分それをあまり気持ち悪いと自分も感じないのだろう。人前でパソコンを開けて「デスクトップがぐちゃぐちゃになっている」と笑われて「あ!」と初めて自覚をするのだった。
靴下は裏返しに脱いだまま。
ゴミ箱に捨てたがそれを出しに行かないので、腐っている。
包み紙が可愛いので、「いつか使うかも」と取ってあったり。
去年食べたパンの袋がこんな所に!
実生活ではそうではないが、まるでそのようなデスクトップになっている。
で、男性のパソコンのデスクトップは綺麗に整頓されていることが多く、ピチっと縦横並んで美しい。
部屋も綺麗なのかしら。
そうは見えない人ばかりなのだが・・・
「ねぇ、今度家に行ってもいい?」
と、聞くのも妙。
だが検証してみたいことの一つだ。
パソコンに”アイコンを整頓する”項目があるのは知っている。
整頓したら逆にどこに何があるのかがきっちりし過ぎてわからなくなるのだ。
う〜〜〜む。部屋がぐちゃぐちゃな人が言うのと同じ理屈になっている・・・。
触ったつもりではなかったが、アイコンが時々、デスクトップ上を旅している。
デスクトップが片付けられない症候群。
まぁ、よく言えば「15インチの地図の上を旅するアイコン達」なのである。
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2009年05月31日 |
今は家の辺りで見掛けるネコちゃんは3匹居る。
アメリカンショートヘア柄の「ムサシ」、あとの2匹はやはり近くの家猫と思われる首輪をつけた黒猫と茶トラで、前も別の猫達が激しい縄張り争いをしていたが、顔ぶれが全部入れ替わっても相変わらずケンカ声は部屋の中に居ても聞こえてくるのだ。
この間は丁度家の前に出た時に「フー!」と威嚇仕合っていたので、「やめなさいよ」と声を掛けてみたのだが、その時は茶トラが黒猫と30センチ程の距離で向き合っていて、私の仲裁を無視して威嚇し続けていた。
何をそんなに「ムカついているのか」が私にはよくわからないのだが、この茶トラと黒猫がよくケンカをしている様子。猫にも「めっちゃムカつくヤツがおるねん」というのがあるみたいだ。
その日は別の家からも人が出て来て「やめなさい」と言ったので2匹は去って行ったが、とてもガラの悪い感じで去って行ったのだ。
「今日はこのぐらいにしといたろ」
「せやけど、今度見たら殺したるで」
ヤクザ映画のワンシーンみたいだった。
そして先日ついにものすごいケンカの声が聞こえて来た。
「フギャギャギャー」
「フギャギャ」
「ギャオー」
「フギャーーーーーー!」
最後にどちらかが殺られて死んだ、といった感じで猫同士のケンカで命を落とすこともあるんだろうかと思ったのだ。
結局、どの猫も死んでいないのであの日もただのケンカだったみたいなのだが、その後もとにかく激しいバトルが続いている。
「めっちゃムカつく」
「お前の方がじゃ」
「蹴り入れたろか」
「しばくど、ワレ」
つまらんケンカ=大阪弁という図式が何故か私にはある。
猫のケンカも大阪弁に聞こえるのであった。
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