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2010年04月 アーカイブ


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2010年04月01日

エレベーターの中では、時々プチ険悪ムードになることがある。

それはエレベーターの開延長ボタンをめぐってなのだが・・・。

偶然自分の乗った位置の関係で、「開」ボタンを押すハメになった人が、降りる時には意地でも先に降りてやるという怒りにも似たオーラを放っていることがあるのだ。

気持ちはわかる。

さんざん「開」のボタンを押して、じゃぁ閉めますよと「閉」のボタンを押そうとしたら、「あー、乗せて頂戴」と言って滑り込みセーフの人が駆け込んで来る。そこでまた「開」のボタンを押し直し、ようやく「閉」のボタンを押したと思ったら、閉まる直前に更に滑り込みの人が外からボタンを押してまたエレベーターのドアが開く。

<セーフ、乗れてラッキー!>

その人は自分のラッキーに気を取られているので、やはり「閉」ボタンはドア付近のボタン押し係の人の役目になっているのだ。

みんなでありがとうと一言言えば、車内は和むと思うのだが、そういうこともないのでボタンを押していた人は、その短い時間に心が少しささくれる。

<次、ドアが開いたら今度こそ知らない!>

エレベーターが着くと一番先に降りて行くという光景を、もう何度私は見たことだろうか。

今日の人も相当カリカリきていたみたいだった。

ゲートが開くと同時に出走するレース馬のように、エレベーターの扉が開くと一番に疾走して行ったのであった。

Posted by 吉川みき 2010年04月01日 | | コメント (2) | トラックバック (0)

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2010年04月02日

秋山エリサちゃんのライブで中目黒に行く。

中目黒へは渋谷で乗り換えて、東急東横線という電車に乗るのだが、あまり乗る路線ではないので新鮮だ。渋谷駅の改札を入ると「みなとみらい線直通/元町・中華街行き」と列車案内が出ているのでこのままフラっと横浜に行きたい!気分にかなり覆われる。

桜もようやく開き、中目黒の辺りは目黒川沿いの桜が綺麗な頃。

駅の改札を出て、ライブハウスの「楽屋」に向かう。ここは前にtomocaちゃんのライブを観に来たことがあった。グランドピアノが置いてあったのでいつかここで演奏出来たらいいなぁと思っていたのだ。去年の9月に指が上手く動かなくなって、一旦良くなったかなと思ったらやはり本調子ではなく、2月3月はライブもお休みにさせてもらっていたのだが、ようやく以前の感じが戻ってきた。結局原因がわからないままだったし、一時はいろいろ考えたが、この間のリハーサルでみんなで音を出したら、「あぁ、やっぱり音楽が一番私は得意なことだったんだ」とあらためて思えた。今日はまた新しい気持ちで一年生のように臨めるような気がする。

エリサちゃんも、今日は始めてギターの弾き語りをする。4月のはじめにふさわしい「新しい試み」だ。ギターの末松氏にギターを習うようになって、ライブがしたいなぁと相談をしたところから、エリサちゃんのライブは実現に向けて走り出した。

宇野千代さんの著書で、「人生は行動すること」「頭で考えているだけでは、何もしないのと同じ」という名言が最近ヤケに頭の中を巡っているが、エリサちゃんの行動力は自然に周りの人を動かす力がある。

リハーサルが終わって、ライブが始まるまでの短い間、近くの商店街を探検した。ピアノで参加する時の私は、ほとんどアガることがない。その日のライブに自分のMCがあるかないかで、個人的に荷の重さが全然違うのだと思う。器屋さんに行って小鉢を買おうかしら・・・など、知らない街をエンジョイしたのだ。

この数ヶ月、ピアノが遠いところにあった。

なんで弾けなくなっちゃったんだろうと考えたり、そこから目をそらしたり。

でも春がまたやってきたのかなぁ。

理由はわからないが指がまた自由に動くようになった。

だから今日は久しぶりに、前みたいに思い切り行こう。

春のうららかなライブの一日だった。

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2010年04月03日

ドラマーの臼井かつみちゃんの家で、お花見のご飯会があるので遊びに行った。

かつみちゃんは料理が得意なのだ。たまに友人達を招いてご飯会を開いているそうなのだが、その料理はみんなから評判が高い。私も前に呼んでもらったが、やはりコース料理みたいに次から次へといろんな料理が出てきて感動したのだ。部屋で一緒におしゃべりをしていると思っていたら、いつの間にかキッチンでちょこちょこっと何かを作っている。テーブルの上の料理の進み具合を見ながら、次の料理のタイミングを見計らっているのだ。創作料理から鴨なんばんまで本当に美味しく、
私にしたら、こんな食事はどこか旅行に行った先でいただくような特別なものなのだが、かつみちゃんは普段も食事は時間をかけて、あれこれ作りながら進めているのだそうだ。

「またあのお店に行きたい」

例えば、私の場合四谷のエリーゼという洋食屋さんがそういう店だったりするのだが、それと同じぐらい「かつみちゃん家に行って、また手料理が食べたい」と思う。

今日はかつみちゃんのやっているバンドのメンバーの人達や、かつみちゃんが一緒にお仕事をしているアーティストさんやミュージシャンの人達が入れ替わり立ち替わりやってきていて、新しく友達になった人達も増えた。普段私は飲み会や会合に縁がなく、こういう場所で音楽仲間と一緒に過ごすことがほとんどないので、新鮮だったのだ。いや、それ以上に<ミュージシャンの人達がいっぱい居る!>と、自分が異業種の人達と接点を持ったようなそれぐらいの感覚さえあったのだ。

人が気さくに集まって来る家は明るくていいなと思う。私もかつみちゃんの家は、訪ねやすい。美味しい料理は勿論だが、やはりそれと人柄なんだと思う。

今日はダイエット休止。

逆に毎日こんな夕食タイムを送りたいとさえ思ったほどだ。

やっぱり料理は上手な方が絶対にいい。

今日はつくづく思ったのであった。

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2010年04月04日

大学時代の友人が東京に仕事で来るというので、少し前に夕飯を一緒に食べる約束をした。

東京に来てもう14~5年になるというのに、私は未だに東京のことを知らない。特に宿泊ホテル辺りの銀座は、関西に住んでいた頃から知識は1%上がった程度なのだ。多分Sくんは店なんてどこでもいいやと言うだろうが、そこは仮にも東京人として大人のおもてなしをせねば!と、この一週間はネットと図書館で「銀座」の勉強をしたのだった。

それにしても、お店を決めるのって難しい。昔からこういう役回りは全て誰かにやってもらってそれに甘えてきた。「みんなと会えるなら店はどこでもいい」と思っていたので、幹事さんには気楽に進めてもらっているつもりでいたが、いざ自分が「店はどこでもいいよ」と言われるとなると、「あ、ほんと?じゃ、当日適当に見つけようか」という風には思えないものだ。

てんぷらにしようか、洋食にしようか、鉄板焼きにしようか、居酒屋さんにしようか・・・・。この一週間、ネットと図書館で「銀座」をキーワードに店探しで大いにあっちこっち揺れたのだ。

私が調べた銀座のお店は日曜日は定休日のお店が意外に多かった。

いつかテレビで美味しそうなおでん屋さんの紹介をしていたなと思って、調べたらその店はお休み、他にも気になる店をチェックしたのだが、閉店時間が早かったり定休日だったりで、店だけでなく開店時間との照らし合わせもちょびっと苦戦する。

結局、田舎者として初心に戻り、最終的に「東京の夜景が見えて」「店がいろいろある」「東京っぽいところ」で”自分検索”をしてヒットしたカレッタ汐留の上の階のダイニングバーを予約してようやく落ち着いたのだった。

汐留駅で下車するのは初めて。かつて汐留ピットという大きいライブハウスがあって、勢いのあるバンドはそこで演奏をしてメジャーになっていった憧れの場所だった。もう今はそのハコもなくなり、高層ビルがたくさん建って再開発されたが、それでも「汐留」という響きには、なつかしくキュンとするものがある。

それにしても、東京に来た友人とご飯を食べる時、つくづく自分が東京人ではないことを思い知る。

今日も「会えてよかった」と思う前に、「無事に約束の場所に着けてよかった」と、ホっとした。この先も東京での自分の自信のあるおすすめコースは唯一、「吉祥寺で私の好きな店ツアー」、吉祥寺の自分の好きな雑貨屋さんとケーキ屋さんを回るコースだけだなと思うのであった。

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2010年04月05日

今年のソメイヨシノは咲きかけて、寒さで一旦動きが止まり、そしてようやく満開になった。

とはいえ、去年のように一斉に満開になる咲き方とはちょっと違っていた。満開にはなったが、少し散った花びらもあるので、花の華やかさは「満開時」は去年の方が華やかだったのだ。桜並木の近くに住むと、満開にもその年によって満開の感じが違うことがわかるようになってきたのだ。

入学式の頃のイラストには、よく桜が背景に描いてある。

だが東京では、入学式の頃にはソメイヨシノは散っているので、こういったイラストのような光景は見られない。どこの街が基準になっているのかなと思っていたのだが・・・・。

今年はギリギリ、桜も咲いていてくれそうだ。

近所の子供が赤ちゃんの時、ベビーカーに乗ってここを散歩していたのを桜達は見ていたのかな?それで、いつかこの子が入学式に上がるのを見てみたいと老いた桜が思ったのだろうか。

桜の咲く入学式。

そんな理由があったのかもしれないから。

記念写真に撮っていつまでも今年の桜が残るといいなと思ったのであった。

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2010年04月06日

夕方、雨戸を閉めようとしたらダンボが家の前にピョーンと飛び出て行った。

「こら、ダンボ!」

私も裸足でピョーンと出て行き、ダンボを捕まえたら、お隣のKさんの家に斜め裏のおばあさんがやって来ていた。斜め裏のおばあさんは、恐らく家の境にベニヤ板をつけるのを指示した張本人だ。お年寄りだが、こちらのお年寄りは私の母方の祖母タイプ。怖いものナシの無敵オーラがプンプンと漂っている。

「あ、こんにちは。すみません。犬が出てしまって」

「犬!」

おばあさんは私を見ると、挨拶もなく「犬!」と一言吠えたのだった。

「ず~~っと、鳴いているでしょ。」

おばあさんはKさんの家に、ウチの二階に住む2匹の犬の鳴き声がうるさいので相談をしに来たのだと言う。確かにその時も2匹の犬がキャンキャンと鳴いている最中だった。ここの犬は飼い主さんが居ない時に、一日数回吠え続けていることが多いのだ。私も迷惑に思っていたのだが、ウチも同罪だしと目をつぶってきたのだった。しかし、一回鳴き出すと1時間ぐらい吠えている。しかも2匹なので相当イライラはするのだ。

「だから眠れないの」

「私だけじゃなくて、あちらの家にも具合の悪いおじいさんが居てね」

「私もすごく調子が悪くてね」

でも自分ではクレームをつけたくないらしい。誰かに言って欲しくてKさんの家にやって来ていたと思われる。そこに丁度私が来たみたいなのだった。

「みんなが迷惑しているのよ」

ちょっとこのおばあさんはウチの父とも似ている。そこまで極端な言い方をしなくても事情を伝えられる、と聞きながら冷静に思う自分が居るところなんてそっくりだ。

<でもね、ベニヤ板だってちょっと迷惑でしたよ。>

多分そんなことを言えば父と同じで烈火の如く怒り出されるのだろう。

二階の人はいつも留守。水曜日がお休みみたいなのだが・・・・。

おばあさんは当初Kさんに苦情を言ってもらいたくて、Kさんの家を訪ねたみたいだった。だがそこへ偶然、もっと若い鉄砲玉が現れた。<誰でもいいから私のこの怒りを鎮めなさい>という感じで、そういえば私も会話に無理矢理引き入れられた感じだったのだ。

もろもろ事情は把握した。

<おばあさんが行けば?>

<おばあさん家の家族に行ってもらえば?>

いろいろ思うことはあったが、いつもよくしてもらっているKさんを、ここで助けなくては!と思って、おばあさんに「では、私が不動産屋さんにお伝えしますので」と提案をして納得をしてもらうことにしたのだった。

それからすぐに不動産屋さんに電話をしたのだ。

概要を伝えると今、担当が留守なので担当の者が帰って来たら詳しいお話を伺いに電話をさせますと言っていた。

その日、電話は掛かって来なかった。

ここの不動産屋がまたフォローがテキトーな所なのだ。

急に心細くなってきた。

今日の会話で、おばあさんの部屋から一番近い距離に過ごしている他人は、私であることもわかった。

なんだか気が重い。

ここは一階、それなのに酸素の薄い高山にでも登っているぐらい息苦しいエリアになったのであった。

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2010年04月07日

夜、駅のエレベーターに乗っていると、前に立っている男性が「おえっ」と言った。

この人はさっきからフラフラと歩いていたヒトだ。酔っぱらっているんだなぁと思っていたが、エレベーターに乗っている最中に吐かれては困る。こういう場合後ろに立っている人間にはどういう被害があるんだろう。まぁ何かしらの困った事態になることは必至なので、面倒臭かったが右側からこの男性を追い抜かして離れることにしたのだった。

駅では酔っぱらいを見かけるが、とても迷惑なことがある。

この人達は「おえっ」となってどうしようもなくなった時に、階段のはじっこでゲーゲーやっている。だが、階段のはじっこは私の通り道。手すりが必要な人間にとって、そこは真ん中の道なのだ。反射的に「人の歩かないところに行って吐こう」とほんのちょびっとだけエチケットのような意識が働くんだろうが、あんた。ここも人の歩く道なんですよ。

と、言いたいところだが階段を上っていて「うわ!」と思った時には持ち主はもうそこには居ない。電車の座席ははじっこが人気なのに、電車を降りたらはじっこは人が歩かないと思っている。

階段のはじっこにて。

あとちょっとで上り切れると思った時にゲロを見つけ、足もガクガクになっている頃に手すりから離れて自力で階段を上がる時、私は酔ってもいないのに酔っぱらいのようなフラフラした様子になっている。

手すりを返せ。

吐くまで飲むな。

綱渡り中のやじろべえになりながら、心の中でこう叫んでいるのである。

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2010年04月08日

実家の門を入ったすぐのところに、さるすべりの木がある。

漢字で書くと、「百日紅」。100日ぐらいの間、ピンク色の花が咲くのでこう書くのだそうだ。

幹はすべすべしていて、木登り上手な猿も滑って登れないということろからさるすべりという名前がついた。すべすべの幹が綺麗で、植木に興味がなかった私にもちょっと素敵な木だった。やすりをかけてピカピカに磨いたような光沢が自然な状態である。洗練された木のように思えたし、それだけに「さるすべり」という安易なネーミングが合わないような気もしたのだ。

先日、ふとある家の庭にさるすべりが植えられているのを見つけて、なつかしくなった。あまり一般の家の庭で植えられているところを見ることがなかったので、親しみが湧いてしばらく立ち止まってさるすべりの木を眺めていたほどだ。

この辺りもちょこちょこと古い家屋が取り壊されて更地になり、また新しい家が建てられている。夜に明かりがついているのを見て、「あぁ、もう誰かが住んでいるんだなぁ」と人の住む家になったことを知り、外に居ても新築の匂いがしてきそうな雰囲気がある。

敷地には若い木が植えられていて、大きな台風が来たらポキっと折れちゃうんじゃないかと思うぐらいひ弱に立っているが、この若い木がだんだん育っていって家が古くなるとともに立派な木になっていく。

家にある木は長い年月を経て、いつの間にか思い入れのある木に変わって行く。

子供用の自転車と若い木を見ると、私は実家のさるすべりを思い出す。

家の近くに戻ると、最近建った新しい家に明かりがついていた。

中から多分子供達なんだろう、階段を駆け上がる足音が聞こえてきた。

この家で君たちは大きくなって行くんだね。

若いオリーブの木が門灯に浮かんで、新しい暮らしの始まりを通りに放っていた。

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2010年04月09日

「ワン、ワンワワワワン」

またお二階のワンちゃんが吠えている。

昨日、一昨日と静かだったのは飼い主さんが仕事が休みだったみたいで、それでワンちゃんも吠えることはなかった。不動産屋さんに火曜日に電話をした時には「担当が戻ったら連絡をさせます」と言っていたが、結局あれから私の所には担当の人からの連絡はなかった。だから、上の階の人に近所のおばあさんからの苦情がきているということを不動産屋さんが言ったとは思えない。

たまたま、なのだ。

この二日間が連続して静かに過ごせたのは。

しかし、斜め裏のおばあさんは苦情を私が伝えたので、これから先は平穏な暮らしが出来ると思ったのではないだろうか。

多分、伝わってはいない。

どうしよう。ウチも犬がワンワン吠えているので、お二階さんの所の犬の鳴き声については私自身、寛容でありたい。だいたい、ウチだって、私が居ない時にダンボがずっと吠え続けているかもしれないし、それに飼い主が家に居る時の無駄吠え率は、断然ウチの方が高い。だから犬騒音についてはウチが言える立場じゃないのだ。

「ワンワワワワワン!」「キャンキャンキャン」

今日は若干だがいつもより吠え時間が短かかったので、ホっと胸をなでおろした。

お二階のワンコよ、どうか吠えないでおくれ。

どんより気分で、一日に何度となく空を見上げるような格好で、階下から祈るように見えない2匹のワンコにお願いをし続けた私なのであった。

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2010年04月10日

今日は暖かい天気のいい日だった。

この時期になると、こういう陽気の日にはプチ衣替えをするのだ。恐らくこの後も寒い日がやって来るのだろうが、それでもさすがに着ないだろうという厚手のセーターをまず、衣替え第一弾として片付ける。こうして2〜3回に分けて様子を見ながら・・・5月の中旬から下旬にかけて最後の衣替えをして衣替え完了としているのだ。

厚手のセーターは着なくなれば引き出しの中をかなり占めてしまう。なので、今日はこれらを片付けて、まず一つ分の引き出しを整理した。

暖かい日は寒い日のことをすっかり忘れてしまう。昨夜、何を食べたかの方が圧倒的に覚えていて、だから今日みたいな日にハンガーに掛かっているセーターを見ると、「何故ここに!」というぐらい冬物の洋服達に違和感を抱いてしまうのだった。

そして秋になった時にも同じ。急にある秋らしい気候の日に夏服に違和感を抱いている。

引き出しにしまい込んでいた夏服達は、考えてみれば半年しか別れていないのに、すごく懐かしい再会に思えてワクワクする気持ちをくれる。タイムカプセルを半年ごとに開けているようなもので、ささやかな楽しいイベントなのだ。

<お前達、ほら出ておいで!>

せっかくのどかに休んでいた夏の服達は、またこの人に着られてビヨ〜〜ンと伸ばされるのか・・・・とうんざりしているかもしれないが・・・・。

<今度は痩せるから!>

確かに仲間のどれぐらいかは無理矢理着られて、一部破けるなどの目に遭ってはいる。

同じ洋服でも体型が変われば洋服のシルエットが変わって、別の服に見えるということを私は経験上知っている。

引き出しの奥の方に、逃げて隠れていた最後の一枚を取り出して、「よ〜し、痩せるぞ!」と新たに決意をしたのであった。

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2010年04月11日

これぐらいの時期になると「母の日のプレゼント特集」というのをよく見るようになる。忘れっぽい人には、これぐらい前もって「母の日」を思い出す機会をもらえるのはある意味いいことだなぁと思う。私もこうした「母の日のプレゼント」という見出しで「もうそういう時期なんだわ」と、思い出すのだが、いつからだろう。母の日のプレゼントも「早期割引」がもう当たり前のチラシ文句になった。

今や年中「早期割引」だらけになったのだ。「母の日のプレゼント」がそうなら、「父の日」もそうだし、だったら「敬老の日」も同じく早期割引がある。「お中元」に「お歳暮」の季節にはもちろんで、「おせち料理の予約」も「飛行機」も「旅行」も早期割引だ。他には「免許の合宿」や「お引っ越し」に「ランドセル」・・・・etc、こうなると年中という以上にどの業種も「早期割引」サービスをやっているような印象になって来たのだ。

早期割引は、文字の如く「早めに頼むと安いですよ」というサービス。だが、私はこれをあまり利用したことがない。母の日のプレゼントにしても、ギリギリまで「こういうものがいいのかな」「やっぱりこれかも!」「これもいいな」と、決まらないというか決められないでいることが多く、人への贈り物だけでなく、「おせちの予約」や「旅行」も、もう少し近くなってからの方が状況がハッキリしているし・・と、眺めるだけで終わってしまう。だから、結局私にとっての早期割引は「へぇ〜、今頼むと安く済むんだ」と思うだけで終わってしまうお付き合いなのである。

例えば、レストランで早期割引をやってくれたらいいのにな、と思う。私は「いらっしゃいませ〜」と席に案内されて、メニューをもらってから1分以内に注文を決められるし、こういう場面で「即決」出来るのを「早期割引」にしてもらえたら毎回活用出来るのだ。私はメニュー決めは早い。自信があるだけに、残念なのだ。

母の日のプレゼントは今は3つ、母は亡くなってもう居ないのに私には贈る母が3人居る。亡くなった母と、それから私の入院中に母代わりのように訪ねてくれた二人の叔母である。

「これもいいなぁ」「でも、待てよ。もうちょっと探してみようか」

その人の顔を浮かべながら、品物を選ぶのは楽しいひとときなのだ。

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2010年04月12日

4月12日はパンの日。

だいたい「何々の日」というのは、語呂でつけられるか若しくは何か実際に記念となる出来事があって、その日に制定されるかのどちらかなのだが、パンの日は後者。「兵糧パン」と呼ばれるパンが本格的に作られたのが、今から168年前の今日だったのだそうだ。

パンは大好きなのだ。物心ついた時から朝食はパンだったし、一人暮らしになってからは一日の食事が三食共パンでも全く抵抗がない。街でパン屋さんを見かけたらフラっと入っては買っている。簡単ではあるが家でもパンを自分で焼いて食べたりもする。それから、学校に通っていた時の遠足のお弁当は全回サンドイッチだったぐらいだった。

小学生以降になると遠足の前の日は、自転車で近所の商店街のパン屋さんへ「サンドイッチ用の食パンを下さい」と買い物に行くのが常になっていたし、スライスしてもらったばかりのフカフカの柔らかいパンをもらって帰って来る時は、嬉しかった。遠足のオヤツより、私はフカフカのサンドイッチが食べられることが楽しみだったように思う。

しかし、幼稚園の頃に一度だけ、このサンドイッチで失敗をしたことがあった。

お弁当に持って行くサンドイッチは、いつもタッパーに入っていたのだが、この器のフタがちょっと子供には開けにくいというか、力の入れ具合が難しかったのだが、この日はフタを開けたらサンドイッチをひっくり返して床に全部落としてしまったのだった。

”みんなの注目を浴びて恥ずかしい気持ち”と”大好きなサンドイッチを落としてしまった”ことの二つで、泣かなかったものの気分は最悪、消えてなくなりたいぐらい
の気持ちでギリギリそこに頑張って居た私だったのだ。

その日は担任の先生が、お昼ご飯を失った私にクリームパンを買ってくれたのを覚えている。4〜5歳でも、こんな時はいろんなことを考えるみたいで、買ってもらったクリームパンを食べながら<先生に余計なお金を使わせてしまった。>と自己嫌悪に陥ったのだ。

今日はパンの日。何故か女友達はパンが好きな人が多い。やはりパン屋さんを見つけるとフラっと入って行くと言う。

パン屋さん自体も年々増えたような気がする。美味しいパンはいろんな街で身近に手に入るようになった。

私の一日は相変わらず、パンで始まっているのだ。

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2010年04月13日

ブーティはどこへ行った。

去年まであんなに目にしていた「ブーティ」。くるぶし丈のブーツとパンプスを足して2で割ったような形の靴が、数年前ぐらいから店頭で並ぶようになって、「変な形の靴」としか見ていなかったのが、私も去年ようやく「まぁ、一足ぐらい持っていようか」という風に思うようになって購入したというのに・・・・。

この冬はブーティはもう過去の物となったような感じで、ほとんど単語を聞かなくなったのだ。

去年まで「ブーティ」「ブーティ」って言っていたじゃない?

お洒落雑誌はブーティをもう置き去りにして未来に走って行ってしまった。冷たくなった彼氏のように、勝手にこの間までの情熱を過去にして新しい恋に行ってしまったのだ。

お洒落雑誌は信じられないと思う瞬間、またしてもやられた。

最初、流行初めの頃というのは私は毎度、その新しいデザインの商品に興味を持つことはなく、<好きな人が買えばいいわ>程度で遠巻きに見ている。そして次の年も同じぐらいの季節になると、”それ”はお洒落雑誌に取り上げられ、大々的な特集ページを設けたりするのだ。

それでも保守的な私は、心があまり動かない。

<別に、私は今持っているアイテムのままでいいし・・>

しかし、次の年ぐらいになるとそんな頑なな私の心にも変化が生じてくる。

再度、大特集ページなどで展開され、どの店に行ってもその頃には雑誌に載っているデザインのアイテムが店頭に並ぶようになる。丁度その頃には、それまで持っていた自分の物も古びてきていて、新しい物を買おうかしらという時期になっていたりして・・・・。

<じゃ、まぁ毎年宣伝もしているし・・・>

<一つ、買おうかしら>

そして、次の年になるとそのアイテムブームは終わっている。

というパターンを私はずっと踏んでいる。

なんか、「好きだ」「好きだ」と言われ続けて、それでようやく「う〜ん、そうね」とようやく気持ちが向いた時に、「オレ、好きな人が出来てん」と言われる感じと同じではないか。

ブーティは消え、グラディエイターという、フナムシそっくりの変てこりんな靴が、これからは主流になりそうな予感。数年前からちょくちょく見かけてきたが、いよいよ今年更に特集ページが増えている。

もう騙されないぞ。

そう、いつも私のこのパターンは「もう、騙されないぞ」が結論の方ではなくスタートになっている。

悲しいかな・・・・

そして来年ぐらいに遅ればせながらそのフナムシを履き、その翌年にまたもやくやしがっている自分が居るのがもう見えているのであった。

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2010年04月14日

夜、地下鉄に乗ったら今日は酔ったグループに多く遭遇をした。

酔っぱらったグループというのは、声が大きいのだ。自分がその中に居ると気にならないかもしらないが、外に居る人間にとっては結構耳障りなレベルになって来る。

<あぁ、この中の誰か一人でも、周りの迷惑に気づいてくれる人が居たらいいのになぁ>

団体は電車を降りるまで、盛り上がったままであった。

が、その団体が降りてもまだ横には別の酔っぱらい団体が居る。

こちらは声の大きさで言えばさっきのグループよりマシなのだが・・・・。電車の中が花見会場になった状態で、缶ビールだか缶チューハイだかを片手にしている男性や、ポテトチップをバリバリ食べている人も居て、これまた困った感じの人達なのだ。男女共、かなりヨレヨレになりつつもスーツを着ているので、会社勤めのグループなんだろう。さっきの団体も会社員風だったので、仕事関係の飲み会の帰りと思われる。

そして目の前には中年サラリーマンが、ついに鞄を床に落として酔いつぶれて眠ってしまった。

この男性はさっき、私が起こしてあげたヒトなのだ。電車に乗る前にホーム行きのエレベーターを待っている時に、偶然会っただけのヒトなのだが、エレベーターが着く前に寝てしまったので、「エレベーターが来ましたよ」と起こして、その時はかろうじて人間を保っていて、エレベーターが着いた時には「どうぞ、お先に」とジェントルマンな面を見せてくれていた。

だが今、石地蔵になられた。

週の真ん中、水曜日にこんなに酔っぱらいに遭遇することはあまりない。

みなさん、ちゃんと家に帰れるのかしら。

酔っぱらい電車は行く。

コトンコトンと電車が揺れる度に、床のカバンがコトンコトン揺れていた。

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2010年04月15日

押し入れの上の棚に仕舞ってあった靴を出そうとしてゴソゴソとしていたら、積んであったものが崩れてゴン!という音がした。

クローゼットは横2メートルぐらいの幅があって、私は左側に居たのだが荷物が崩れたのは右側の様子。しかし、一つ山が崩れたことによって左の靴箱にも影響が出て来たのだった。ちょっと横着をして引っ張り出そうとしたのがいけなかった。黒い靴が上から落ちてきて頭にゴンっと当たった。

<痛いなぁ>

高い場所はいつも脚立を使うのだが、それでも押し入れの上の方は微妙に背が届かないので、奥に物を置く時はお賽銭を投げ入れる時のように「ホイ!」と投げることが多いのだ。それでそのあと棒か何かで整えるのだが、もし190センチぐらい身長があったらもうちょっとこのエリアは有効利用出来ているのになぁと思う。

落ちてきた靴を拾ってまた上の棚に戻す。

で、右側にゴン!と音を立てて落ちたのは何だっただろう。

調べようと右側の扉を開けたら、今度は頭の上にゴン!ゴン!と二つ続けて本が落ちて来たのだった。さっき、床に落ちたとばかり思っていたが途中で引っかかっていたのだろう。頭に立て続けに物が落ちて来たのでちょっとクラっとした。

<んもう!>

一人の部屋でコントみたいなことになっても、ちっとも可笑しくない。

今度時間が出来たら上の棚をもっと整理しよう。

もう一度脚立に上って、落ちて来た物達を仕舞った。

<ようやく片付いたわ。>

と、思ったら更に「ゴン!」と、今度は使わなくなったDVDのリモコンが頭を直撃した。リモコンはさすがに一番痛かった。

クラクラクラクラ〜〜。

「出してくれ〜」

「出してよ〜」

押し入れの中の物達も外に出たいのかしら。夏物の洋服の一部をこの間出したので、それをジっと見ていたのかもしれない。

外は寒くて、まだ楽しめるような感じじゃないですよ。

先日出したばかりのTシャツの声が下段の引き出しの中から聞こえたような気がした。

押し入れの中は上段と下段では、ずいぶん世界が違う。上段に仕舞われたままの物達は外に出る機会がほぼないに等しい。ほんのちょっとの距離なのに、落差が非常に大きい押し入れの中なのである。

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2010年04月16日

タクシーに乗ったら、この辺りを長く走っている運転手さんだったみたいで、この辺の抜け道の話になった。この辺りの抜け道なら私もバイクで探検しているので、全く知らないわけではない。だがさすがは運転手さん、思わぬ抜け道ルートを教えてくれたのでやっぱりカーナビより熟練の運転手さんだなぁと思いながら話を聞いていたのだった。

会話をしていると、この運転手さんはプールに行く途中にあるタクシー会社の運転手さんらしい。そう言えば、深夜になると閉店後のTSUTAYAの駐車場にズラっとここの会社のタクシーが止まっているので、あれは駐車場を借りているんですかと尋ねたのだった。

「あぁ、TSUTAYAはね」

「ウチの会社がやっているんですよ」

「は?」

話がすぐに飲み込めなかったが、運転手さんによると、私の家の近くにあるTSUTAYAは、この運転手さんの会社がオーナーなのだそうだ。

「それで、閉店後はウチの車の駐車場になるんですよ」

そうだったのか。

深夜、閉店後のTSUTAYAの駐車場にはズラ〜っと緑色のボディのタクシーが止まっているのを度々見かけていたのだ。駐車場をうまく利用しているなぁと思って見ていたのだが、レンタルビデオ屋さんが近所のタクシー会社に貸してあげているんだと思っていたら、タクシー会社がレンタルビデオ屋さんも経営していたということを知ったのであった。

「朝の8時になったら、みんなまた稼働で出庫して行くからね〜」

TSUTAYAになる前、この場所にあった店はリンガーハットだったのだそうだ。

昔から住んでいる人の話を聞くのは楽しいものだ。

ページがめくれて古い地図が私の頭にも開いた車内だった。

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2010年04月17日

朝、雨戸を開けたら雪が積もっていた。

寒い寒いと思ってはいたが、雪が積もるだなんて思いもしなかったのだ。

10数年前に4月に京都で雪が降る中、野外のイベントでライブをしたことがあったが、私の記憶ではそれ以来の4月の雪だ。

一週間前の土曜日は厚手のセーターを片付けていたというのに・・・。今年の春は、三寒四温どころか四寒一温ぐらいで、寒さゆえに今年の桜は長持ちしたが人間の方がこの温度差に持たなくなりそうなのだ。

三月もこんな風に「いつ、三月らしくなってくれるのかしら」と心待ちにしていたが、本当にいつ、暖かくなってくれるのでしょうか。

時差ボケはないが、温度ボケがある。

せっかく咲いた庭の春の花達がうらめしそうに空を見上げていた。

<私達、今咲いていいんですよねー>

そうでございます。
咲いて下さって間違いございません。

明日は何度?

晴れなのか雨なのかより、”何度”なのかが知りたい今日この頃。

日本に居ながらにして、南半球の今のオーストラリアぐらいの季節を味わっているんだろうかと思う今年の春なのだ。

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2010年04月18日

プールに通うようになってから3年か4年になろうとしている。

つい冬場はサボって数ヶ月休んでしまうのだが、それでも顔を覚えてもらったようで、スタッフの人の何人かとは挨拶をかわすようになった。

プールに通っている人の顔も覚えた人が何人か居る。会釈をすることはないが、赤帽に赤い海パンのおじさんは相変わらず、休憩が終わった時の笛が鳴ると嬉しそうにドボ〜ンとプールに入っているし、真ん中のレーンが好きで黙々と泳ぐ男性もいて、腕のフォームだけで「あ、あの人だな」というのがわかる時も今はある。

私がまた最近通うようになったのは、久しぶりに体重計に乗ったらビックリするぐらい体重が増えていたからなのだが、冬場ウォーキングをサボるとその間に運動不足になるというのが顕著にあらわれるのだ。「すごく痩せたわ」という数字には行かないものの、私の場合水中ウォーキングを続ければ体重は元に戻せる。今回もプールに通い出したら小型犬一匹分が私の中から居なくなって、だいぶ体が軽くなったのだ。

そして最近、プールで見る常連さんに変化が起きた。

私は毎年、リバウンドしてはまた少し体重が元に戻るというパターンを踏んでいるのだが、あきらかに常連さん達の数人が痩せた。この数人の人は、私がここに来始めた頃から顔を見ていた人達。やや太めの体型で、3ヶ月経っても1年経っても、一向に痩せる気配もなく、それを見ながら「プールって効果がないのかなぁ」と思ったこともあったのだが、去年ぐらいに久しぶりに姿を見かけたら、やや痩せていたような気がしたのだった。

<気のせいかなぁ>

<なんか、ちょっと体型がスッキリしたような・・・>

しかし、今年になって皆さん本当にすっかり体型が変わられた。

はっきり言ってブヨブヨの体型の人も数人居たのだが・・・、今初めて会う人なら「太った人」には見えないだろう。

「あのぅ、痩せましたよね〜」

思わず声をかけたくなるのだが・・・・。

ウサギとカメの童話を思い出す。私は比較的成果が早く出る方なのだが、その後サボるので結局、年間通して似たような体重を維持しているような感じだ。方や、カメさんは本当に地道にサボらず・・・痩せた。

カメさんは痩せた。

素晴らしい。

カメさんはブタさんだったが痩せて中肉男性に生まれ変わったのであった。

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2010年04月19日

いつ頃だったかに気づいて以降ずっと、斜め前の家の二階の窓のカーテンが一部外に出たままなのだ。

窓は閉められているのだが、カーテンが少し外にはみ出ていて、私の家の中からそれがよくわかるので10センチ以上は外に出ているのではないだろうかと思う。

気になる。

お家の人は気づいているんだろうか。

ここはおじさんと息子さんの二人暮らしなので、部屋が余っているのかもしれない。窓の開け閉めをしていない部屋なので、そのままになっているのだと思うのだが、雨の日は当然はみ出たカーテンは雨ざらしになっているのだった。

だいたい私は普段西側の部屋の雨戸を閉める時に、「日が長くなったわ」「雲が少し出てきたわ」「明日も晴れるかしら」と、無意識に空の様子を感じているのだが、その時に自分の視線の先に丁度このカーテンが来るみたいなのだ。それで雨が降った時に、「あ〜、また雨に濡れてる」と確認をして、カーテンを不憫に思いながら雨戸を閉めるというのが雨の日のパターンとなったのだった。

カーテンはまた晴れるとそのうちに乾き、そして雨に打たれてまた濡れる。カーテンの厚みの分、この部屋の窓はピッチリ閉まってはいないと思うので、もしかしたら部屋ん中も濡れたり乾いたりしているかもしれない。

あ〜あ。

知〜らない!

だが・・・。

自分も他人ごとでなく同じようなことがあった。

一年程前だっただろうか、小さめのラグを外に干していたのだがそのまま忘れてしまい、雨にあってしまった。今家ん中に入れたらボトボトになっちゃうぞ、と思い取り込まなかったことから、結局数ヶ月放置して最後は泥んこで重くなった汚いラグに変わり果ててしまった。

ここの家の人も、もしかしたら同じかもしれない。

一番初めは「しまった!」と思ったのだ。

だがそれから現実逃避とでも言おうか、見ないフリでやり過ごしてしまい・・・・。カーテンはもう取り込まれることはないであろう。ずっと窓に挟んだまま雨風に打たれるのだ。

で。

ここのお家の人は見なくなったが、外にあるものだからかわりに私が見ることになった。

妙なバトンを受け取ったものだ。

知〜らない!と言った割に、私は今斜め前のお家のカーテンの守り人となっているのである。

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2010年04月20日

ダンボは自分が構ってもらえないと、時々イジける行動に出る。

私のそばの見える位置で、布団だったり枕だったりをホリホリするのだ。「ここ掘れワンワン」状態で無心になってホリホリを始める。その時、大抵は私はパソコンだか何かに夢中になっていて、そういえばその少し前にダンボに「遊んでよ!」とおねだりをされていたりしていたケースだ。つい、何かに夢中になっている時は「後でね」と言っていて、そのまますっかり時間が経ってしまったりする。

ふと、「あ、ダンボがさっき私にアピールしていたな」と思い出した時は、もうダンボは布団に入って寝ていたりする。

<忘れちゃってごめんね>

待って待って待ち続けてもう眠くなっちゃったダンボのことをようやく思うと、急に可哀想になる。

ホリホリホリホリ。

「ダンボ、どうしたの?」

と、声をかけても聞こえない様子でダンボはホリホリを続ける。

ダンボを撫でてあげると、ダンボはホリホリをやめておとなしくなる。

で、手を離すとまたホリホリを始める。

ダンボに聞いたわけではないので、ホリホリの本当の理由はわからないが、やはり構ってもらえない時のイジケアピールではないかと思うのだ。

<遊んでくれないんだもん>

<ずっと待ってたのに>

<ちっとも思い出してくれないんだもん>

ダンボ、ごめんよ。

私の部屋のグッズはかなり、ホリホリの痕が残っている。大好きな刺繍グッズやクッションカバーなどのリネンものはこのホリホリでグチャグチャになったのだ。

ホリホリを始めたら、一旦全部をやめてダンボに愛情を注ごう。

それが結果傷が浅く済む。

私も今やすっかり「彼女」ではなく「彼」になったのだなぁと思うのであった。

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2010年04月21日

先日、youtubeでリズミックボクシングのエクササイズを見つけてやってみたら、水中ウォーキングを始めた頃と同じぐらい急効果があった。

10分ぐらいのエクササイズを動画を見ながらやってみると、次の日心なしかウエストのあたりが締まった気がしたのだった。

<そんな・・・一日で効果が出るわけがないわよね>

と、気のせいにしていたが数日続けたらそれが気のせいではないことがわかった。体が締まっていたのは本当で、体重も落ちていた。

そんな短時間のエクササイズで体重って落ちるものなのだろうか。

小型犬一匹分の体重が減ると、体が軽くなる。巨漢の人が「痩せて、ようやくしゃがめるようになった」と言っているのを見たことがあるが、これぐらいビッグな人だと子供一人分の体重が減っていたりするのだろう。とにかく体重が減るとそれまでは体の動きがモサモサしていたのが、少し俊敏になって来るのは嬉しいものだ。

ついこの間まで、見たこともなかったエクササイズをやっている私を、またベッドの上でダンボが冷ややかに見ている。

パソコンの画面に向かって、パンチやフックを真面目にやっているのはさぞ謎だとは思うが・・・・。

でも、ダンボちゃん。
私ちょっと痩せたでしょう?

「ダイエットしなければ」とあせるのは人間だけ。

太っても痩せてもどっちでもどうってことのない動物には理解出来ないダイエット運動なのである。

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2010年04月22日

この数年、4月の中旬ぐらいになると左目の上瞼がかゆくなるのだ。

去年までは周期を気にしていなかったが、今年も同じような状態になってようやくこれは「時期」に関係するのではないだろうかと思い始めたのだった。

今年も少し前から上瞼がかゆくなって、同じように赤くただれてそしてそこが腫れていて、これはおそらくしばらくしたらカサカサの皮膚になって、それでだんだん治っていくケースだ。同時に体の皮膚もかゆくなるので、花粉症ではないものの、何かしらのアレルギー反応でかゆみが出ているのだろう。

花粉症もそうだが、目に見えないが体には反応するものが空気中にはたくさんあるのだなぁと思う。目に見えないようにしてあるのは、もしも色や形がそれらにもクッキリ出るようになったら、外出する気がなくなる人が大勢になるから、だからあまり影響を及ぼさないようにと無色の物質にしてあるのではないだろうか。私もそれらが目に見えるようになったら、もう無意識に息を出来ずに変則的な息継ぎを一日じゅうしていなければならなくなりそうだ。

何が私の体に入って、私の体が「NO!」と叫んでいるのかわからないが、とりあえずは何かにやられたことには違いない。

春が来〜た〜春が来〜た〜どこに〜来た〜。

山に来〜た〜里に来〜た〜・・・そして私の目にも来たのであった。

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2010年04月23日

雨男、雨女という言葉がある。

私は晴れか雨かで言えば、雨女の部類だろう。結構大事な日に雨が降る。B#で活動していた頃は、一年半だったか2年半だったか、ずっとライブは雨続きだったのだ。誰かが雨男か雨女だったか、それともプチ雨男とプチ雨女が集まって強力に雨を呼んだかのどちらかだったと思う。野外でのイベントでも、自分たちのライブの時間になるとザーっと雨が通って行ったりして、最後はお客さんも私達もシャワーでも浴びているような感じになっていたのだ。

雨はシチュエーションによってはいいなと思う時もある。が、ライブの日の雨はあまり好きじゃない。屋内だから天候は関係ないと言っても、ライブの前日は「明日、晴れますように」とお願いして寝る。自分でさえ雨の行き帰りはちょっと気が重たい。ライブに足を運んで下さる方の足が少しでも軽くなるほうがいい。

でも今日は残念ながら、雨。
しかも4月にしては冷たい雨だ。

音楽で今降っている雨をやませることは決して出来ないけれど、今降っている冷たい雨もまたいずれやむ時が来る。降り続ける雨の中でもそこに心を向けることが出来るのが音楽の良さだと思うし、私自身はそこに自分の活動の意味を持っていたいなと思っている。

4月になったら歌いたくなる「4月のノースポール」を今年も歌った。

自分らしくあるってどういうことだろう。

例えば、何か自己嫌悪に陥りそうになった時に、解決方法として自分の悪いところを直して生まれ変わろうとするのではなく、悪い部分を反省しつつもバランスの悪い自分自身のことをあらためて知って、そして自分を嫌いにならずに、気を取り直してつき合うということだと私は思う。それを延々続けることなのだと私は思う。

私の庭のノースポールも、頑張って今咲き誇っている。

私も、自分のことを大事に出来る人になりたいなと思うのだ。

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2010年04月24日

ダンボを自転車に乗せて、ブラっと散歩をしていてそのまま久しぶりに阿佐ヶ谷の南側にある商店街に行ってみた。

ここはパールセンターと言って、阿佐ヶ谷に住む人達が普段の買い物にやって来る商店街で物価も安くいつも活気がある。激安の八百屋さんやお菓子屋さんがあるので、私もこっちに来た時はいつもわんさか買い物をして帰るが、それでも店の入れ替わりは激しい。久しぶりに行ったらたいていどこかが閉店して新しい店舗にかわっているが、歩く人達も気にするようでもなく、忙しい商店街というイメージもある。

自転車を降りてダンボと一緒に商店街散歩をすることにした。夏に一緒に来た時は丁度お祭りでものすごい人だったのだ。あまりの人の多さでダンボも通行人に蹴られてしまい、逃げるように帰って来たのだったが、今日は商店街散歩としては危険もなさそうでよかったのだ。

アーケードを入ってしばらく行くと、左手に好きなパン屋さんがある。ここはマフィン系が美味しい。前を通り過ぎて少し行けば、自転車の数が急に増える。ここは安売りスーパーと八百屋さん、お菓子の激安店が集まっている激安トライアングルエリア。磁石のように自転車が集まってきて、わんさか買い物をして帰るのだが、今日は犬が居るため私は断念。後ろ髪引かれる思いで前を過ぎた。

またしばらく進む。

今度は右手に行列の出来るミートソーススパゲティの店が見えて来た。ここは屋台のような店作りで、メニューもミートソースのスパゲティしかないのだが人気の店で私も2〜3回、食べに来たことがある。システムは立ち食いソバ店のようで食券を買って店員さんに渡して、食べたらすぐに店を出るような所だが、美味しい店だ。向かい側に出来たジャズの流れるコーヒー喫茶も出来た頃はお客さんが全然入っていなかったが、顧客がついたようだ。今日も8割ぐらい席が埋まっていた。

そして次に見えて来るのがパンと洋菓子の店シュガーローゼ。個人的にはここの品物は高いというイメージがある。だがイチゴのロールケーキはすんごく美味しい。中杉通り側にもショーケースを置いていて夜遅くまでやっているので、0時を過ぎても明かりがついている店だ。

そして作家のねじめ正一さんの店、民芸の店ねじめの中を今日も覗いてまた進む。

この時点で2〜3軒、新しい店にかわっている店舗があった。多分、そうだと思うのだが、自分でも前に何の店があったのかが思い出せない。ある意味、風通しのいい商店街とも言える。

駅前に近くなって来ると飲食店が増えて来た。ラーメン店に和食の店、喫茶店に居酒屋に寿司屋・・・・。そして最後にマクドナルドが見えたらそこで駅前に到着、パールセンターの端っこに着いた。

自転車かごで不服そうに座っているダンボ。

<ついて来なけりゃよかったよ>

私の散歩のお供になった時にはこんな顔をして少し怒っている。

商店街は楽しい散歩道。今日の夕飯は何にしようかな?アーケードを出たらもう夕暮れの空にかわっていたのだった。

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2010年04月25日

相手に打撃を与える言葉で一番短い単語は「キモい」ではないかと思う。だが私はこの言葉を他人に使うのは好きじゃない。例え生理的に受け付けない誰かのことを指したとしても、言葉自体に悪意があるように思えて、どうも好きになれないのだ。そんな私にも「キモい」で思い出すとあてはまる物があった。

それは田舎の祖母の家で見たマンガの記憶だ。

多分、祖母の家の近所の子供が読み終わったマンガが置いてあったのだと思うが、その中のオカルトマンガが子供心に強烈に恐ろしかった。だいたい祖母の家はうっそうとした木の中にポツンと建っていて、それ自体が気持ち悪かった。トイレは外、お風呂も外にあり、薪でたく五右衛門風呂。裸電球をつけて入るのだが、電気をつけてもなお暗く、ジメっとしていたのだった。

家は小さい土間があり、横に2部屋あるだけの平屋のこれまた小さな家だったのだが、奥の部屋は雨戸がいつも閉まっていて、かつ夏に遊びに行くものだから蚊帳が吊ってあって、一日中日の光がない部屋だったのだ。そしてその蚊帳の部屋に置いてあったマンガが私にとっては衝撃的なオカルトマンガだったのだ。

見なきゃいいのに、恐る恐る読み進めてしまい・・・・。

気分が悪かった。

確か楳図かずおの「へび女」「おろち」などもあったと思う。体に出来た痣が顔になってしゃべり始めるというマンガもあって、出て来る人物の顔が怖かった。というか、これこそ「キモい」の極地だった。

今の子達は「キモい」を連発しているが、まだ甘い。

蚊帳の中で読んだオカルトマンガのなんともいえない後味の悪さ、あれが私にとっては「キモい」の基準になっているのである。

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2010年04月26日

ウチの近くは大きな八重桜が何本かあるので、この時期になると満開で綺麗になるのだ。ソメイヨシノとはちょっと違って、色は遠目には少し赤みがかっていて重たそうなおおぶりの花が枝いっぱいについている。

でも風に吹かれて散って行く時はやはり「桜」なのだ。

道路に一杯桜の花びらが散って、そして風に乗って私の家の辺りにも舞っていたが洗濯物にもひっついてきていた。

「あ、花びら」

床にヒラっと落ちた花びらを見つけると、ダンボが口にした。

「落ちたものを拾って私に渡したらオヤツがもらえる法則」で、また得意気に持って来るのかと思ったら、そのままモグモグっと食べてしまった。

春の味は桜の味。

なかなか春らしい陽気がやって来ないが、もう今月も最後の週となった。

春を見ないで今年の桜は散って行ったのだった。

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2010年04月27日

ゴールデンウィークの人気の行楽の一つが潮干狩りなのだそうだ。

春のレジャーと言えばやはり潮干狩りだろう。カリカリと砂を掘ると誰でも面白いように採れるらしいので、大人から子供までが一緒に楽しい気分を味わえるのだ。アウトドアが好きな一家だったら、そのあと採った貝を使ってバーベキューをやったりして、自給自足的な楽しみも加わる。ゴールデンウィークはいい陽気になることが多いから、こういうお出かけはきっと子供達にとってもいい思い出になるだろうなぁと思うのだ。

しかし、普段は潮干狩りなんてやったことのない人達がその日に行っていきなり貝がたくさん採れるとは・・・。潮干狩りは素晴らしい。大抵のことは、事前に何かしら鍛えたり、知識を学んだり、練習をしないと「楽しむ」までにはなかなか至らないことが多いのだが、潮干狩りはいきなり行ってちょこっと頑張ったら、全員に結果が出る。こんなことは、人生ではそうそうないことなのだ。

私はまだ一度も潮干狩りに行ったことがない。我が家はアウトドア一家ではなく、後につき合った彼氏の誰もアウトドア人間は居なかった。おまけに私は貝が嫌いなので、「潮干狩りに行こう!」という選択肢がまず思いつくことはなかった。

しかし、面白い程貝が採れるのであれば・・・・仕事や人生に疲れている時こそ潮干狩りが癒しになるかもしれないなぁとも思う。

一度は行ってみたい潮干狩り。

ミレーの絵画「落ち穂拾い」を見ても、何故か潮干狩りを思い浮かべる私なのである。

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2010年04月28日

電車を降りて改札に向かって歩いていたら、前方に自分の持っている服と同じ洋服の女性を見かけた。

少し前にも、同じことがあったのだ。思い起こせば「同じ服」はいずれも沿線のデパートで買ったもの。近いエリアに住んでいれば買い物のエリアも似たものになるだろうし、それに店頭には数着品物が置いてあるわけなので、同じ洋服を着ている人に会ったって別におかしくはないのだ。

だが同じ服の人を見ると、嬉しいというより残念な気分になる。何故なんだろう。<もう、あの服着れなくなっちゃったわ>少なくともこの沿線に乗る時には着るのは控えようという気持ちが芽生えている。そして今日はあの服を着ていなくてよかったわと、不幸中の幸いのような思いにかられるのであった。

いいじゃない。

走って行って、ポンと肩を叩いて「はじめまして!私同じ服を持ってるんですよ〜。好みが似てるかもしれませんね」と言ったって。自分の同じような嗜好の人に会えるだなんて、友達になったらうんとツーカーの仲の大親友になれるかもしれないではないか。

しかし・・・・・、

恐らくそうしたところで相手の女性は引くのだろう。

方や、店では店員さんに「私もおそろいのを持ってるんですよぉ〜」と品物を勧められる。店の中では同じ服は親しみがあり、「店員さんが着ていて可愛かった」から同じのを買う人だって居る。なのに、地下鉄で隣に座った女性が同じのを着ていたらぎょ!っとする。その隣に座った女性はいつか店で見た店員さんなのかもしれないのだが、知らない人とのお揃いはなんか気まずいという不思議な心理が働く。

同じ服の女性は、私の視線に気づかずに去って行った。

そして。もしかしたらそのまた後ろで、今日着ている私の服を見て「あら、やだ」と思っていたかもしれない。

「オークションで安くゲットしたわ〜」と、着てきた洋服を見て「あら、これ私が売った服じゃない?」と、驚いている人が立っているかもしれない電車の中なのである。

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2010年04月29日

最近、雨具が安くてお洒落なものになってきた。

レインブーツは晴れの日にも履いている人を見かけるぐらいで、かつて「長靴」と呼んで意地でも履かずに頑張って出かけた私の子供時代とは様子もかわったのだ。

傘も一時はビニール傘がかなりの割合を占めていたのが、今はカラフルなお洒落な柄の物が街では増えた。ビニール傘が流行った時は、その安さにみんなが飛びついたものだったが、可愛くて安い傘が並ぶようになり、今度は消費者達はそちらに流れたといった感じだ。

レインコートも、レインポンチョなるものがあったり、形もデザインも豊富になった。

レインハットだけがあまり見なくなったが、これはレインコートのフードが強化されたせいかもしれない。

雨の日はジメっとしているし、荷物が増えるだけでなんとなく憂鬱になる。雨具だけでもちょっとふんぱつして、とっておきの可愛いものに揃えると気分が少しは晴れるかもしれないなと思う。

変わりどころとしては、犬用のお散歩傘なんていうのもあって、リードの先に傘がついている形になっていたり、あとは晴れ雨兼用傘や強い雨風にも負けない16本骨の傘も今は多く出回るようになった。骨が多い傘は私にはちょっと重たかったが、さすがにしっかりした作りだったのだ。

ビニール傘より色とりどりの傘の花が咲く方が街が明るくなる。

でもやっぱり晴れの日の方が街が明るい。

ゴールデンウィークは傘要らずの週にしたいのだ。

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2010年04月30日

関西の友人、Yちゃんがゴールデンウィークの間に東京に遊びに来ているので、久しぶりに会うことになった。

今日の待ち合わせは神楽坂。神楽坂は、少し京都の祇園の感じにも似ていて路地を入った所に美味しい店があったりする密かなグルメエリアなのだ。普段は友達とランチをするという機会もなかなかないので、今日はYちゃんを誘ってガレットのお店に行った。

Yちゃんは今韓流ドラマにハマっているらしい。俳優さんの名前を何人か教えてくれたが、どの人も私は知らない人ばかり。昨日はその韓流スターのイベントが横浜アリーナであったらしい。今はレンタル店も韓流ドラマのコーナーがえらく拡大されたなぁと思っていたが、そんなに集客があるだなんて・・・。以前、お世話になっているヨン様ファンのご婦人に「冬のソナタ」を勧められてテレビで再放送を見てみたが、私には「なんで、そこで素直にならないのか!」「あぁ、そんな態度を取っちゃだめ!」と、どんどん話が遠回りになっていくのが耐えられなかった。韓流ドラマはどうも私にはストレスになるのだが、昔流行った「赤いシリーズ」と似た空気が懐かしい人も居るみたいで、Yちゃんも「赤いシリーズとなんとなく似ているんですよ」と言っていたのだ。

ガレットのお店を出たあとは、坂を下って有名な甘味処の紀の善に入る。京都に行って八つ橋を買ったというのと同じで、神楽坂に行ったら紀の善であんみつを食べたというのが定番らしい。Yちゃんも初めての店だったはずだが、私も初めて入る店、まぁでもそんなものかもしれない。

その後、場所を移して吉祥寺まで電車に乗って行き雑貨店巡りをした。

思ったのだが、私は吉祥寺なら案内したいところがわんさかあるということだった。雑貨屋さんにパン屋さん、美味しいお店にケーキ店も紹介したい店が数軒あるので、その日一日を吉祥寺で過ごしたとしても私としては紹介しきれない。

うむむむむーーー。

ランチに甘いものに雑貨屋さん巡り。

お互い、まさか今も独身だなんて思わなかったわよね〜なんて言いながら、たくさん話し、たくさん笑った。女友達には女友達にしかわからないあ、うんのエネルギー交換みたいなものがあるのかもしれない。

いろいろあるけれど、私も頑張るよ。

また会おうね。

東京の街は自転車も気持ちがいい。今度はレンタサイクルを借りて、街を一緒に走りたいなと思った。

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