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皐月 五月
小満 - 立夏後の十五日目で、五月二十一日頃。草木が成長し実を結び、田畑の作業も盛んとなる時期。旧暦では、この日から立秋までが夏とされていました。
皐月 - 小満
今月の21日のところに小満とあった。<こまん>と読むのだと思っていたら、<しょうまん>だった。

私は最近、知人から小肥りという称号をいただいた。「ポチャッしている」ではなく、「小肥り」というのは、言われる方としては非常に感じが悪いのである。だがそのことを伝えたら「あはは!でも、小肥り」と、笑われていた。この時点で私は、この男を”王子様リスト”から”地獄行きリスト”に入れ、これ以上無駄な会話を続けるのは、やめにした。

以来私は、”肥満”を連想させる単語に、敏感になった。被害妄想も少し加わり、毎日眺めるカレンダーの「小満」の文字が、益々”ちょっと肥っている”をイメージする単語となって、私に語りかける様になってしまったのであった。

子供の日なんてどうでもいい。しなびた鯉のぼりの下で一輪車で遊んでろ。よそのガキを微笑ましく眺めた所で、もう三十路の女というのは幸せにはなれない。

丁度2ヶ月間飲んでいたやせ薬も、途中2kg減った後で2kgリバウンドしてしまった。しかも先日、通販で買ったスカートは、写真のシルエット通りにならないと2回も返品した手前、Lサイズにして欲しいと言えずに、掛け布団カバーに交換してもらったところだったのだ。   
「小満」が毎日私に問い掛けてくる。
悲しい、切ない、どうしていいのかわからない。

カウントダウンに耐え切れず、私はとうとう新たなやせ薬、BOWSを手に入れた。好きなものを食べても、栄養を包んで体から排出してくれるという、噂のやせ薬だ。

これで大丈夫。
もう心配ないと思ったら、
全ての悩みはあっさり消えた。

さて、今日、小満の日。

私はジューサーミキサーの、思い切り甘いイチゴジュースに生クリームを乗せ、たらふく飲んでいる。後はBOWSが、包んで”ぽい”してくれる予定になっている。

愛がなくとも、熟女は育つ。

草木も、根をよりしっかり大地に広げる頃。
女も美味しいもんをいっぱい食べ、
より無敵になっていく頃。

鯉のぼり写真
吉川的「小満」解説

好きなものを好きなだけ食べればいい日。
ゆがんだ気持ちを、ここでリセットします。
小満の満は、肥満ではなく、満腹、大満足の満。
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